また、ただ小さく軽くするだけではなく、こだわりを持って、必要なものは残している。液晶モニターは2.5型(約12.3万画素)で見やすいうえ、ファインダー(0.3型、約12.3万画素)も超小型ながら装備(「IXY DV M5」と同様のストレート形状)。手動式ながら、レンズカバーを内蔵している点もいい。また、メモリカードにはminiSDを採用した。
最大1632×1224ピクセルという静止画記録解像度は、メモリカードを使った場合だけではなく、実はDVDメディアへの記録時にも同様のサイズ/品質が利用可能だ。となると、小型化を優先してカードスロットは省略してもよかったはず。しかし、実際に持ち歩いて撮影していると、メモリカードはやはり必要だと感じた。
静止画撮影においては、シャッターチャンスを逃さないよう、ポケットやバッグから取り出して、即座に撮影したいケースが多々あるものだ。DVDメディアでは、状況によっては撮影可能になるまでに時間がかかる。「DC20」では動作も軽快で、通常の状態であれば、電源を入れてから(あるいは動画モードから静止画モードへ切り替えて)から、3〜5秒程度で静止画撮影に入れる。
ただ、ごくまれにだが、何かの拍子で認識がうまくいかず、しばらく待たされるケースも見られた。また、当然ながらディスクを交換した際には、認識に時間がかかる(25秒程度)。そのため可能であれば、動画はDVDへ、静止画はカードへ記録するよう設定しておくのが望ましいだろう。
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