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お風呂はカラオケ練習場?――ツインバードの「うたい放題」浴場がある暮らし――Nagaburo Style(1/2 ページ)

» 2005年08月17日 21時23分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 お盆休みは帰省シーズン。友達や親戚が集まれば、カラオケに行く機会が増えることだろう。“でも、普段は仕事が忙しくて練習できない”という人も多いはず。そんな人にオススメが、ツインバード工業の防水CDプレーヤー「AV-9159PW」だ。“うたい放題”という名前の通り、ボーカルカットを使ってお風呂場をカラオケボックスに変えてしまう。

photo 防水CDプレーヤー「AV-9159PW」。スピーカーは4センチ径フルレンジ×2で、最大出力は0.5+0.5ワット

 防水仕様はJIS保護等級7の「防浸型」だ。これは、8段階ある防水保護等級の中でも上から2番目にあたり、「定められた条件で水中に没しても内部に水が入らない」。ちなみに、その上の等級8は“水中型”なので、お風呂用CDプレーヤーとしてはほぼ最上級の防水性能を持っていると解釈していい。つまり、浴槽や水を溜めたキッチンシンクに“どぼん”とやってしまっても、蓋がしっかり閉めてあれば問題ない。

photo 外形寸法は、約200(幅)×230(高さ)×80(奥行き)ミリ。重量は820グラム。大きなハンドルに大きなボタン。使い勝手優先のデザインに好感が持てる
photo 水が入らないよう、しっかり閉める

 全体に丸みを帯びた筐体は、白と薄いグレーのツートンカラー。素材や質感はごく普通だが、一目で分かるように、ボタン類が大きく、また日本語表記で分かりやすい。デザインやスタイルも悪くはないが、まず使いやすさ優先で設計されていることがよく理解できる。

photo ボタンは大きく、日本語表記も分かりやすい。ちょっと野暮ったい気もするが、文字が大く、入浴時に眼鏡やコンタクトレンズを外してしまう人でも見やすい

 しかもこのボタン。今まで試用したお風呂用プレーヤーの中でもなかなか優秀だ。防水性能を求めると、どうしてもボタン類を覆うビニール類が厚く、硬くなってしまいがちだが、同製品は適度な硬さで、押せばしっかりしたクリック感を伴う。ツインバードといえば、以前からお風呂用機器に力を入れているメーカーだが、防水性能を高めても操作性を損なわないあたり、技術やノウハウが活きているような気がする。

 CDを入れるときは、ハンドルの近くにあるバックルを引く。すると上蓋が操作部ごと開く仕組みだ。CDを入れた後は、蓋を“ぱふっ”と閉じ(気密性が高いので、こういう音になる)、上からツメをかける。使用時には、透明な上蓋を通してCDが回っている様子がうかがえるから、なんとなくB&O気分だ(?)。

photo CDプレーヤーの蓋を開けた状態。8センチCDやCD-R/CD-RWも再生可能(CDDAに限る)
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