キヤノンは8月23日、薄型・軽量の光学3倍ズームデジカメ「IXY DIGITAL 700」「IXY DIGITAL 60」を発表した。価格はオープン。市場予想価格(発売日)は、IXY DIGITAL 700が5万3000円前後(9月上旬発売)、IXY DIGITAL 60が4万円前後(9月中旬発売)となる見込み。
IXY DIGITAL 700は、今年2月に発表されたIXY DIGITAL 600の後継モデル。今回新たに2.5インチ(約11.5万画素)の大画面液晶ディスプレイを搭載した(IXY DIGITAL 600は2インチ液晶)。液晶パネルの視野角も従来製品に比べて約1.5倍に広がるなど、サイズとともに見やすさも向上。手ぶれ警告アイコンやシャッター速度表示、効果付き画像送り、新・スライドショーなど、大画面化を有効活用した機能アップも施されている。
1/1.8インチ有効710万画素の大型CCDと光学3倍ズームという組み合わせは変わらず、サイズも89.5(幅)×27.4(奥行き)×57(高さ)ミリ・重さ約170グラム(本体のみ)と、高性能化と小型軽量“IXY DIGITAL”サイズを両立している。ボディ色は従来のシルバーグレーのほかサテンベージュを追加。高級感あふれる“IXY DIGITAL仕上がり”はしっかりと継承している。
高速な起動時間とAFスピード、7メガ機ながら約2コマ/秒のスピードでメモリーカード容量いっぱいまで撮れる連写機能、フレーム数を2倍にしてスムーズな映像を可能にした「スムーズ動画」、LCDブースター、ナイトビュー、マイカラーなど、主なスペック・機能は従来機とほぼ同じ。
IXY DIGITAL 60はIXY DIGITAL 700と同じく2.5インチ(約11.5万画素)の大画面液晶ディスプレイを搭載。液晶のサイズアップを図りながら、本体サイズは86(幅)×21.6(奥行き)×53.5(高さ)ミリと従来機とほぼ同じ大きさにとどめている。重さは約140グラムと従来機より10グラム重くなった。
今回新たに、ボディの鏡筒化粧リング部/リング部に時計の文字盤に施される「極光処理」を採用。中心から放射状に延びるヘアライン模様が特徴の極光処理により、ギラつきの無い滑らかな輝きと落ち着いた質感を演出している。
1/2.5インチ有効500万画素CCDと光学3倍ズームを搭載。液晶パネルの広視野角化(従来製品に比べて約1.5倍)や、手ぶれ警告アイコンやシャッター速度表示、効果付き画像送り、新・スライドショーなど、IXY DIGITAL 700と同様に大画面化を有効活用した機能アップが図られている。
IXY DIGITAL 700とIXY DIGITAL 60の主な仕様は以下の通り。
製品名 | IXY DIGITAL 700 | IXY DIGITAL 60 |
---|---|---|
撮像素子 | 1/1.8型CCD有効約710万画素 | 1/2.5型CCD有効約500万画素 |
レンズ | 光学3倍ズーム(デジタル4倍) | |
焦点距離 | 35mm判換算37〜111mm | 35mm判換算35〜105mm |
撮影範囲 | 50cm〜∞(マクロ最短5cm) | 30cm〜∞(マクロ最短3cm) |
記録画素数 | 最大3072×2304ピクセル | 2592×1944ピクセル |
記録メディア | SDメモリーカード | |
ファインダー | 実像光学式 | |
液晶ディスプレイ | 2.5型低温ポリシリコンTFT液晶(約11.5万画素) | |
感度 | オート、ISO 50/100/200/400相当 | |
オートフォーカス | TTL AF、測距点:9点(AiAF時)/1点、AFロック可能 | |
シャッタースピード | 15〜1/2000秒 | 15〜1/1500秒 |
露出補正 | ±2EV、ステップ:1/3EV | |
測光方式 | 評価測光、中央部重点平均測光、スポット測光(中央固定) | |
ホワイトバランス | オート、プリセット(5種類)、マニュアル | |
連写 | 約2.0コマ/秒 | 約2.1コマ/秒 |
バッテリー | 専用リチウムイオン充電池 | |
幅×奥行き×高さ | 89.5×27.4×57ミリ | 86×21.6×53.5ミリ |
重量(本体のみ) | 約170グラム | 約140グラム |
市場想定価格 | 5万3000円前後 | 4万円前後 |
発売日 | 9月上旬 | 9月中旬 |
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