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ニコン、日常生活で気軽に使えるコンパクトデジカメ「L」シリーズ

» 2005年09月02日 19時47分 公開
[ITmedia]

 ニコンは9月2日、新デザインのグリップや大型液晶を備えたコンパクトデジカメ「COOLPIX L1」を10月より販売すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万5000円前後。

photo COOLPIX L1

 新製品は、日常生活で気軽に使って欲しいという意味を込めた「L(Life)」シリーズの第1弾製品。同社製品の基本性能を継承した上で、手ブレしにくい新形状のグリップや、2.5インチの大型TFT液晶を採用するなどして使い勝手を高めた。

 1/2.5インチ有効620万画素のCCDを搭載。約89.5(幅)×60.5(高さ)×47(奥行き)ミリのボディに、焦点距離38〜190ミリ(35ミリ換算)の光学5倍ズームレンズを備える。F値は2.9〜5.0。約4倍の電子ズームも備えており、併用することで最大760ミリ(35ミリ換算)の望遠撮影が行える。

photo 背面には2.5インチの大型TFT液晶を備える

 自動的に画面内にある人物にピントがあう「顔認証AF」、発生した赤目をカメラ内で軽減する「アドバンスト赤目軽減」、光量不足によるアンダーを検出し適正な露出に自動補正する「D-ライティング」を組み合わせた「フェイスクリアー機能」を備えており、撮影機会の多いポートレート撮影で顔がきれいに撮影できる。

 撮影モードにはオートのほか、撮影状況や被写体にあったモードを選択するだけでイメージ通りの撮影が行える15の「シーンモード」を備える。また、ポートレート/風景/スポーツ/夜景ポートレートの4つについては、ガイド機能を利用してフォーカス/露出/構図などを細かくセッティングすることもできる。

 撮影可能な画像サイズは標準(2816×2112ピクセル)/エコノミー(2048×1536ピクセル)/パソコン(1024×768ピクセル)/TV(640×480)の4種類。動画撮影も可能で、TV再生(640×480/15fps)、カメラ再生(320×240/30fps)、長時間再生(160×120/30fps)の3種類が選択できる。

 記憶メディアはSDメモリーカードで、カメラ本体にも約10Mバイトのメモリーを内蔵する。電源には単三形アルカリ乾電池を使用し、CIPA基準で約100枚の撮影が行える。オキシライド/リチウム電池のほか、COOLPIX S4/3100/2100用のEN-MH1-B2も利用できる。

 主な仕様は以下の通り。

製品名 COOLPIX L1
撮像素子 1/2.5型CCD 有効620万画素
レンズ 光学5倍
焦点距離 35mm判換算38〜190mm
撮影距離 50cm〜∞(マクロ時は約4センチ〜∞)
記録画素数 最大2816×2112ピクセル
測光方式 マルチパターン測光、中央重点測光
シャッタースピード 4〜1/2000秒
記録メディア SDメモリーカード
連写機能 連写(約0.7コマ/秒)、マルチ連写(16コマ連続撮影)
液晶ディスプレイ 2.5型TFT液晶(11.5万画素、輝度調整機能付き)
サイズ 約89.5(幅)×60.5(高さ)×47(奥行き)ミリ、約180グラム(本体のみ)
市場想定価格 3万5000円前後

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