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ニコール・キッドマン、ショーン・ペンの2大実力派スターが共演した社会派サスペンス・アクション。「愛と哀しみの果て」「ザ・ファーム/法律事務所」の名匠シドニー・ポラック監督が国連を舞台に、大統領暗殺計画をめぐって命を狙われるハメになった国連通訳の女性と、秘密を持つ彼女に疑いを抱きながらもその身を守るために行動する捜査官の姿をスリリングに描く。
独裁的なズワーニ大統領(アール・キャメロン)が治めるアフリカのマトボ共和国では、民主化を目指す多くの活動家の血が無残にも流れていた。このマトボ共和国で生まれた女性シルヴィア・ブルーム(ニコール・キッドマン)は、現地クー語の通訳として、5年前からニューヨークの国連本部で働いていた。ある日、彼女はズワーニ大統領の暗殺計画を偶然耳にしてしまう。それはクー語で話されていた。シルヴィアはすぐに当局に通報。身辺で不穏な出来事が起きる中、彼女を守るため、シークレット・サービスのトビン・ケラー(ショーン・ペン)が派遣される。しかしケラーは、シルヴィアが何か嘘をついているという直感を抱き、彼女への疑念を深めていくが……。
二転三転するストーリーはもちろん、シルヴィアの素性が明らかになるにつれ、暗い過去を持つトビンとの関係が深まっていくドラマ的要素も秀逸。とはいえ、安易にラブストーリーになだれ込まないあたりがポイントで、ニコール・キッドマンとショーン・ペンの演技合戦を存分に堪能できる。撮影はシドニー・ポラック監督がアナン事務総長と会談し、安全保障理事会15人のメンバーの許可を得て、劇映画として初めてニューヨークの国連本部内でロケを敢行。ドラマにより真実味を与えている。
ちなみに「マトボ共和国」というのは架空の国。過激な内容のため、実際の国を想定することは不可能だったらしい。当然存在しない「クー語」は、スワヒリ語とショナ語に似せて作ったもの。
特典はメイキングや未公開シーン、監督が自ら語る撮影の手法に監督コメンタリーなどを収録。この他、国連職員が実際に案内する国連本部内の様子や、国連通訳の仕事に密着した貴重な映像も必見。
関連サイト:http://www.inpri.jp/(公式サイト)
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