オンキヨーは10月6日、デジタルノイズの影響を排除する先進技術を投入したデジタルプリメインアンプ「A-977」とCDプレーヤー「C-777」を発表した。どちらも11月中旬発売予定で、価格はA-977が12万6000円、C-777は7万3500円。
A/D変換回路には、可聴帯域外のノイズが少なく音質面で有利とされる「PWM」(Pulse Width Modulation=パルス幅変調)方式を採用。さらに独自の積分型変調回路「VL Digital」により、PWM方式の動作を「より理想的なものにする」(同社)。VL-Digitalは、アナログ信号に重なって上下対称の波形を描くスパイクノイズのエネルギーを相殺することで、正確なパルス幅変調を実現するとしている。また、電源回路には大型のEIトランス2基と大型コンデンサー2基を採用するなど、電源供給の安定化も図っている。
アンプ部の定格出力は100ワット+100ワットで、入力端子はアナログ×7、出力端子はアナログ×2を備える。外形寸法は、435(幅)×431(奥行き)×144(高さ)ミリ。重量は17.6キログラム。
一方のC-777は、音楽CDおよびCD-R/-RW(MP3対応)の再生に対応した据え置きCDプレーヤーだ。D/A変換時のパルス性ノイズを完全に除去する特許技術VLSCを搭載。一般的なCDプレーヤーでは変換後に濾過して低減するにとどまっていた問題を解決したという。
さらに、発振周波数偏差が±1.5PPM(百万分の一)の水晶発振子を使用したスーパープリシジョン・クロックを採用しており、高い精度でディスクの情報を捉えることが可能になった。音声部の周波数特性は2〜20kHzで、SN比は111dB、全高調波歪率は0.0027%というスペックだ。
外形寸法は、435(幅)×111(高さ)×405(奥行き)ミリ。重量は8.9キログラム。光デジタル、同軸デジタル、アナログ出力をそれぞれ1系統備えている。
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