CEATEC JAPAN 2005では、立ち上がり始めたDLNA(Digital Living Network Alliance)も単独でブースを構え、各社の対応製品を展示するとともに、DLNAで実現するホームネットワークの世界を紹介していた。
DLNAは、有線/無線LANで接続されたPCや家電などの製品間でデジタルコンテンツをやりとりするための仕様で、これに対応した製品であればメーカーを問わず、HDDレコーダーやPCの映像をLAN経由でテレビに出力することができる。6月にガイドラインの1.0がリリースされ、現在は各社から対応した製品が登場してきている。
「日本市場が世界に先駆けて立ち上がってきている」(DLNA 富樫浩氏)というとおり、国内メーカーのDLNA対応が進んできており、特に今冬以降の製品でDLNA対応製品が急増している。9月からはDLNAロゴ認証プログラムも開始されており、このロゴを受けた製品は、異なるメーカー間でも接続性が保証され、今後こういった製品が登場してくることが期待されている。ちなみにこのプログラムでの認証は「おおむね1日」(同)程度で取得できるそうだ。
今回DLNAブースで展示されていたのは、シャープやソニー、富士通、NECといったPCメーカーの新製品のうち、DLNAに対応したもの。またソニーや東芝、シャープのテレビ、HDDレコーダー、ケンウッドのカーナビゲーションシステム、ミツミのデジタルメディアアダプターなど、豊富な製品が一堂に会していた。
発売中の製品から、発売予定、参考出品までさまざまな出展が並んでおり、DLNA製品の順調な立ち上がりを予感させた。DLNAガイドラインは、現在の1.0に引き続き、1.5を策定中で、ガイドライン自体は年内にも完成、最終的には早ければ来年半ばごろには1.5対応製品が登場してくる見込みだという。
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