松下電工の「ASSA」(アッサ)は、光と音を使って穏やかな目覚めに導くという“目覚まし”機能付きの照明器具だ。製品としては数年前から存在しているが、この夏に新しいラインアップが登場。音を活用して、さらに優しく起こしてくれるらしい。果たして、新型ASSAは万年睡眠不足のIT記者にも通用するのか? 実際に試してみた。
ASSAには、スタンドタイプと天井付けタイプがラインアップされているが、新型は天井付けタイプ。今回は「HFAZ7839」という型番の6〜10畳用タイプをチョイスした。
HFAZ7839は、10〜100%までの調光機能やタイマーを内蔵した多機能照明だ。希望小売価格が7万2450円というだけあって、わが家の照明器具とは随分違う。光源は85ワットの円形蛍光灯(電球色)で、アクリルカバーは低誘虫UVカットの「ムシベール」仕様。液晶画面付きのワイヤレスリモコンも付属していている。一般的な“角形引っかけシーリング”タイプのため、古い照明器具をそのままリプレースできるのは有り難い。
試用する前にASSAのおさらいをしておこう。ASSAは、人間の“生体リズム”を利用した目覚まし。たとえば、人の体温は夕方頃が最も高く、明け方(就寝中)が一番低くなるが、そのリズムの“起点”になるのが朝日だ。
ASSAは、目覚ましセット時刻の30分前に点灯し、朝日が昇るように徐々に照明を明るくする。光は瞼を通じて脳を刺激し、徐々に覚醒状態へと導く仕組みなのだ。生体リズムを利用するというより、リズムを整える手助けをして、結果的に寝覚めが良くなる……と解釈したほうが正確かもしれない。
さらに新型では、アラームが鳴り始める2分前から「お目覚めサウンド」が流れるようになった。お目覚めサウンドは、覚醒効果が期待できる3000〜4000Hzの高い音を使用しており、やはり段階的に音量を上げていく。
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