デノンは10月19日、ワイヤレス5.1chホームシアターシステム「DHT-S7000」とスリムタイプの5.1chホームシアターシステム「DHT-M370」を10月下旬より順次販売すると発表した。価格はいずれもオープンで、実売想定価格はDHT-S7000が7万円前後、DHT-M370が4万円前後。
DHT-S7000は4ch AVアンプ「AVC-S7000」とパワーアンプ内蔵のデジタルワイヤレスレシーバー「RV-S7000」、それに5.1chスピーカーセットを組みあわせた製品。サラウンドスピーカー「SC-A700」への接続をワイヤレス化することによって、利便性を高めた。
ワイヤレスには2.4GHz帯の電波を利用し、非圧縮のPCM信号を用いることで高音質を実現した。DTS、DTS 96/24、ドルビーデジタル、ドルビープロロジックII、AACなどのサラウンドフォーマットに対応するほか、2.1ch(フロント、ウーファー)だけで疑似的に5.1chサラウンドを再現する「ドルビーバーチャルスピーカー」も備える。
部屋の大きさを指定するだけでセットアップが行える「クイックセットアップ」や、再生するディスクや入力信号のフォーマットを自動判別して最適なサラウンドデコードを選択する「オートデコード」などの機能も備える。
インタフェースはアナログ入力×4、光デジタル入力×3、アナログミニジャック(フロントパネル)、アナログ出力×2、スーパーウーハー用プリアウト、コンポジット入力×3、Sビデオ入力×3、コンポジット出力、Sビデオ出力など。サイズはAVアンプのAVC-S7000が434(幅)×70(高さ)×318(奥行き)ミリ、ワイヤレスレシーバーのRV-S7000が80(幅)×159(高さ)×182(奥行き)ミリ。
DHT-M370は一般的なフルサイズコンポの半分以下の横幅(210ミリ)というコンパクトなAVアンプ「AVC-M370」に、フロント/サラウンドスピーカー(SC-A70)、センタースピーカー(SC-C70)、スーパーウーファー(DSW-70)を組みあわせた。
AVC-M370はコンパクトボディながらも総出力120ワットのパワーアンプを搭載し、DTS、DTS 96/24、ドルビープロロジックII、AACなどのサラウンドフォーマットに対応する。ドルビーバーチャルスピーカーも備える。DHT-S7000と同じく、部屋の広さを指定するだけでセットアップが行える「クイックセットアップ」も搭載した。
フロントパネルにアナログ入力を備え、ポータブルオーディオプレーヤーなどを簡単に接続することができるほか、付属スピーカーケーブルの端子とアンプ部のスピーカー端子はチャンネルごとに色分けされており、設置も容易に行える。
サイズはAVC-M370が210(幅)×70(高さ)×325(奥行き)ミリ、フロント/サラウンドスピーカー(SC-A70)が88(幅)×160(高さ)×118(奥行き)ミリ、センタースピーカー(SC-C70)が250(幅)×88(高さ)×118(奥行き)ミリ、スーパーウーファー(DSW-70)が135(幅)×420(高さ)×304(奥行き)ミリ。カラーは木目とシルバーが用意される。
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