デノンは新開発の32ビットDSPを搭載した7.1chAVアンプ「AVC-3920」を10月上旬より販売すると発表した。価格は17万3250円。
新製品は32ビットDSPを中心とした高音質デジタル回路「New D.D.S.C. (Dynamic Discrete Surround Circuit)デジタル」を搭載、普及価格帯のモデルながらも上級機に迫るパフォーマンスを手にした。
出力部については、全チャンネルに同一クオリティ(180ワット/6Ω EIAJ)のパワーアンプを搭載したほか、192KHz対応のアナログ波形再生技術「AL24 Processing Plus」も全チャンネルに搭載した。D/Aコンバーターやデジタルインタフェースレシーバーなどもすべて192kHz/24bit対応となっており、「全チャンネル同一パワー同一レスポンス」を実現した仕様となっている。
電源部は各ブロックごとに巻き線をディスクリートした大型のメイントランスを独立して搭載。回路間での共通電流経路をなくし、干渉を押さえた鮮明な音場を作り出す。整流回路にも独自の大容量ブロックコンデンサーを使用しており、安定した電源供給を可能にした。
サラウンドフォーマットは、DTS-ESやDolby Digital EXなどに加え、Dolby Pro LogicIIxやHDCD、AACもサポート。付属マイクを利用してスピーカーの初期設定を自動で行う「オートセットアップ機能」や、複数のリスニングポジションからその場所に最適な設定を自動で行う「ルームEQ機能」も備える。
ビデオアップ/ダウンコンバート機能を備えており、HDMI(Ver1.1)端子を利用すれば、入力される映像信号の種類にかかわらず、モニターへの接続は1本のケーブルだけで完了する。ビデオDACは216MHz/12bitで、ビデオ信号のS/Nを改善する「NSV(ノイズ・シェープト・ビデオ)技術」も投入されている。
ケーブル1本でCD、DVD-Video、DVD-Audio、SACDのマルチチャンネル信号までをフルスペック伝送できる独自規格インタフェース「DENON LINK(3rd Edition)」も備える。そのほかにもインタフェースとして、オーディオ入力端子×11、光デジタル入力×5、同軸デジタル入力×2、光デジタル出力×2、コンポジット入力×7、Sビデオ入力×7、コンポーネント入力×3(RCA、RCAもしくはD5)、コンポジット出力×3、Sビデオ出力×3、コンポーネント出力×2(RCA、RCAもしくはD5)などを備える。
本体サイズは434(幅)×429(奥行き)×171(高さ)ミリ、18キロ。明るさが5段階に調整可能なELディスプレイを搭載した学習機能付きリモコンが付属する。
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