ケンウッドは10月20日、同社の音質管理責任者「音質マイスター」が設計から部品選定までこだわったという製品群を「音質マイスターエディション」として用意、第1弾としてK seriesのCDレシーバー「R-K801-N」、スピーカーシステム「LS-K800」、スピーカースタンド「SR-K800」を10月末から販売すると発表した。価格はR-K801-Nが6万5100円、LS-K800が4万7250円、SR-K800が2万2500円。
「R-K801-N」はプリアンプ部に「ΣDSP」を採用してフルデジタル化を果たしたほか、パワーアンプ部は差動3段構成による完全ディスクリート構成とすることで高音質化を果たしたシンプルなCDレシーバー。
D/Aコンバーターには、S/N比 117デシベルという高精度変換能力を持つWolfson社製の「WM8740」を搭載したほか、振動をコントロールするオリジナルシャーシや3ミリ厚のアルミ製フロントパネルを採用することで、なめらかなサウンドを実現したという。
アンプ用と電源用の放熱器を独立配置として干渉を排除したほか、その放熱器には黒アルマイト処理が施されており、安定したアンプ増幅と電源供給を可能とした。コンデンサーも同社独自のオリジナル大容量アルミ電解コンデンサーで、低音の質感が向上しているという。
部屋の広さやスピーカーの特性を付属マイクで測定、プリアンプ部分で解析して最適なセッティングを導き出す「AUTO ROOM EQ」や同社HDDポータブルプレーヤー「HD20GA7」との接続・操作を可能にする「HDDコントロール」機能も備えた。HD20GA7との接続には専用ケーブル「PNC-150」が必要となるが、再生/停止はもちろんフォルダ操作などもR-K801-N本体、あるいは付属リモコンから行える。
本体サイズは270(幅)×126(高さ)×368(奥行き)ミリ、5.8キロ。
「LS-K800」はキャビネットに高密度MDF材を使用した2ウェイバスレフ型のスピーカーユニット。バッフルとキャビネット、それぞれのコーナーにラウンド加工を施した結果、不要な回折波を大幅にカットすることに成功しており、バイオリンやアコースティックギターなど、生楽器演奏の再現に力を発揮する。
2.5センチツィーターと12センチウーファーが組みあわされており、ウーファーユニットにはアルミダイキャストフレームを採用した新型が開発された。バナナプラグに対応した大型ターミナルを装備したほか、ターミナル端子の素材には伝送効率の高い真鍮無垢材が使用されている。サイズは168(幅)×305(高さ)×269(奥行き)ミリ、約5.2キロ。
スピーカースタンド「SR-K800」は3枚のMDF材を張り合わせたポールを使用し、高い振動吸収効果を発揮するほか、ベース部分にもMDF材が使用されており、削りだし脚とあわさって床からの振動影響を軽減する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR