デノンは10月20日、基本機能を強化したミドルクラスの7ch AVアンプ「AVC-4320」を11月下旬より販売すると発表した。価格は25万2000円。
新製品は同社のAVアンプに搭載されている独自のサラウンド回路「New D.D.S.C.デジタル」を搭載。最新型の32ビットフローティングポイントタイプDSPを中心に、全チャンネルへアナログ波形再生技術「AL24 Processing Plus」や192キロヘルツ/24ビット対応のD/Aコンバーターとインタフェースレシーバーを実装した。
7chのパワーアンプは完全ディスクリート構成となっており、出力はそれぞれ190ワット(6Ω EIAJ)。レスポンスも同一としたことで、7chサラウンドから2chステレオまで、安定した高音質再生が行える。対応サラウンドフォーマットは、DTS-ES/DTS96/24/DTS Neo:6/DTS/Dolby Digital EX/Dolby Digital/Dolby Pro Logic IIx/AAC/HDCD。
映像インタフェースには、1080pの映像信号もスイッチングできるHDMI(Ver1.1)を(入力3系統/出力1系統)装備するほか、ファロージャ製I/Pコンバーターも搭載しており、アナログビデオ信号を720p/1080iへアップスケーリングすることができる。もちろんダウンコンバートも行える。ビデオDACは216キロヘルツ/12ビットと高速で、ビデオ信号のS/N比を改善するNSV(ノイズ・シェープト・ビデオ)技術も実装されている。
同社独自のデジタルインタフェース「DENON LINK」(3rd Edition)も備えており、SACDやDVD-Audioなどのマルチチャンネルソースも1本のケーブルでセットアップできる。付属マイクを利用してスピーカーの初期設定を自動で行う「オートセットアップ機能」や、複数のリスニングポジションからその場所に最適な設定を自動で行う「ルームEQ機能」も備える。
ネットワークミュージックプレーヤーの機能も備えており、PC内の音楽ファイル(MP3/WMA/WAV)をLAN経由で再生することができるほか、PCからブラウザで各種のコントロール/セットアップも行える。インターネットラジオの受信機能も備える。また、フロントパネル内の接続端子を利用して、各種ポータブルオーディオプレーヤーやiPodを接続することもできる。
本体サイズは434(幅)×429(奥行き)×171(高さ)ミリ、18.8キロ。
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