デノンは8月8日、AVアンプの新製品「AVC-1920」と「AVC-1620」を発表した。コンポサイズのエントリーモデルながら、上位モデルに採用した32ビットフローティングタイプDSPを採用するなど機能強化を図っている。価格は、AVC-1920が7万8750円(8月中旬発売)、AVC-1620は5万2500円(9月中旬発売予定)。
製品名 | AVC-1920 | AVC-1620 |
---|---|---|
価格 | 7万8750円 | 5万2500円 |
発売時期 | 8月中旬 | 9月中旬 |
上位モデルの「AVC-1920」は、最大出力150ワット(6オーム、EIAJ)の完全ディスクリート構成7chパワーアンプを搭載する。また32bitフローティングポイントタイプDSP(第三世代SHARC)は24bit/96KHzの信号入力に対応。サラウンドフォーマットはDTS-ES、DTS96/24、DTS Neo:6、DTS、Dolby Digital EX、Dolby Digital、Dolby Pro Logic IIx、AACをサポートする。
スピーカーの初期設定を自動的に行う「オートセットアップ」と「ルームEQ」(ルームイコライザー)も備えた。オートセットアップは、付属のマイクによってリスニングルームや組み合わせるスピーカーの特性に合わせた調整が行えるというもの。付属の専用マイクを本体フロントパネルに差し込むだけで自動的にオートセットアップのスタンバイ状態になり、約3分間で測定が終了する。メニューを呼び出すなどの煩雑な作業を伴わない手軽さも特徴だ。
一方のルームEQは、オートセットアップの測定データをもとに音響特性を自動調節するもの。8バンドグラフィックイコライザーを使ったマニュアル設定も可能で、設定はそれぞれのサラウンドモードに割り当てて保存できる。
S映像やコンポジット映像入力端子に接続した信号をアップコンバートしてD映像端子からモニターテレビへ出力することができるアップコンバージョン機能も搭載した。ビデオ入力は、D4端子3系統、S端子5系統、コンポジット5系統。ビデオ入力はD4端子1系統、S端子3系統、コンポジット3系統。Sビデオ入力した映像をコンポジット信号へ変換するダウンコンバージョンも可能だ。
オーディオ入力は、アナログ9系統、6chアナログ入力1系統、光デジタル4系統、同軸デジタル2系統。オーディオ出力は、レックアウト3系統、8chプリアウト1系統、光デジタルアウト1系統となっている。
外形寸法は、434(幅)×171(高さ)×417(奥行き)ミリ。重量は11.3キロ。ボディカラーはブレミアムシルバーのみ。
完全ディスクリート構成の7chパワーアンプと32bitフローティングポイントタイプDSP(第三世代SHARC)を搭載した下位モデル。各chの出力は最大135ワット(6オーム、EIAJ)。「ルームEQ」は採用していないが、オートセットアップ機能を搭載した。サラウンドフォーマットは、上位モデル同様、DTS-ES、DTS96/24、DTS Neo:6、DTS、Dolby Digital EX、Dolby Digital、Dolby Pro Logic IIx、AACをサポートする。
オーディオ入力は、2chアナログ8系統、6chアナログ入力1系統、光デジタル2系統、同軸デジタル2系統。出力はレックアウト2系統、8chプリアウト1系統、光デジタルアウト1系統。
ビデオ入力は、コンポジット4系統、S端子3系統、D4端子3系統。出力はコンポジット2系統、S端子2系統、D4端子1系統。コンポジット映像入力端子またはS映像入力端子に接続した信号を相互に変換する機能を持つ。
外形寸法は、434(幅)×147(高さ)×417(奥行き)ミリ。重量は11.3キロ。ボディカラーは同じくプレミアムシルバーのみ。
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