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れこめんどDVD「Mr.BOO! DVD-BOX」DVDレビュー(2/2 ページ)

» 2005年10月21日 10時30分 公開
[サトウツヨシ,ITmedia]
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「Mr.BOO! ミスター・ブー」

 ミスター・ブーといえば七三分けの中年探偵ってイメージが強い人も多いのでは。ソーセージ・ヌンチャク、カメラ持ったままプールにドボン、ナイフで指の間をカツンカツンカツン、尾行して潜入してみるとなぜか道場で大きい人とか小ちゃい人と戦うハメに……とか、見れば思い出す名場面が満載。サミュエル・ホイ、リッキー・ホイの吹替にツービート(ビートたけし&きよし)ってのもポイント。映像特典は予告編集とサミュエル・ホイ バイオグラフィー。

【広川さんの名ゼリフ】

  • 「速くしろ、ウマの駆け足」「何ですか」「馬鹿バカばか!」
  • 「知らぬがホトケ知ってキリストってな」

「Mr.BOO! インベーダー作戦」

 ブームの最高潮は本作品にあり、との呼び声も高い日本公開第2弾。パーマヘアに丸いめがねのマイケル・ホイは、ちょっと異色か。TV業界に対するかなりキツイ風刺もあり、TV放映時カットされたのか一部、吹替がないシーンもあり、それはそれで逆にドキドキ。広川さんの吹替はかなりじょう舌で、「そうです中華そば、決まりきんとん、くりかぼちゃ」など言葉遊びが過ぎてセリフの原型をとどめていないないケースも。映像特典は予告編集とマイケル・ホイ バイオグラフィー。

【広川さんの名ゼリフ】

  • 「まあまあまあまあ、パーパーパーパー」
  • 「うわぁー。それはないヨの闇夜のカラスだよ。…もーやだっ(声が裏返りながら)」

「Mr.BOO! ギャンブル大将」

 製作順はこれが1作目。マイケル・ホイのギラギラした人相が杉作J太郎さんみたいで怪しいです。リッキー・ホイの出演シーンは日本公開用に追加撮影し、ホイ三兄弟の面目をキープ。割と唐突な感じのサミュエル・ホイとサモ・ハン・キンポーの格闘シーンは日本公開時カットされており今回、映像特典として収録されています。その他の映像特典は予告編集とサミュエル・ホイ ミュージッククリップ集。

【広川さんの名ゼリフ】

  • 「やだワニー。ワーニなって踊ろ。やにワニ来るな!」(不正解だとワニプールに落ちるクイズ番組にて)

「新Mr.BOO! アヒルの警備保障」

 七三分けのマイケル・ホイが帰って来たって感じ。トイレのスッポンってやつを両手に持って坂を上るシーンを使ったCMが印象的でした。また、リッキー・ホイがおトボケキャラとして立っているのも本作の特徴。そして名場面、ギブスでカニ食って「このミソがねぇ」のリピートギャグは本作「アヒ警」でございました。映像特典は予告編集とリッキー・ホイ バイオグラフィー。

【広川さんの名ゼリフ】

  • 「ずいぶんはっきり言うじゃんマージャン」
  • 「このカニ、どーカニ?」

「Mr.BOO! 鉄板焼」

 マイケル・ホイ単独主演作で、彼本来のエンタティナーぶりが堪能できるのですが、またパーマヘアになっちゃってヨン様だよこりゃ。残念ながら本DVDのみ日本語吹替は収録されず。TV放映時の広川さんの吹替は「世界の料理ショー」みたいな調子だったのでしょうか。「鉄板焼」は香港人が知っている日本料理の名前とのこと。映像特典は予告編集、フォトギャラリー、サリー・イップ インタビュー。

 本作品に収録の日本語吹替(「Mr.BOO! 鉄板焼」は字幕のみ)はいずれもモノラル。フツーにリンビングの21型ブラウン管TVで鑑賞したのですが、これはこれとして味があって気分はすっかり木曜洋画劇場。デジタルリマスターの映像は見た感じまあそれなりに。広東語5.1chは通常版とDTS版が収録されています。

 BOXセットだけの特典(ブックレットなど)はなく、BOXケースと値引きがあるのが単品との違い。収録内容はすべて同じ。ビミョーに欲しい作品が3本くらいだったりするだけに、「BOXいっとくか」という気分になりやすかも。ジャケ写は公開当時のパンフレットから、というのもグッときますな。もちろん単品で攻めるのアリでしょう。

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