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カードボディのスゴイヤツ――MDからの移行にも最適「SV-SD750V」レビュー(1/3 ページ)

» 2005年10月25日 15時46分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 松下電器産業が冬のボーナス商戦に向けて、ポータブルオーディオプレーヤー「D-Snap Audio」シリーズの新製品を投入する。カード型デジカメを連想させる最薄部9.9ミリのスリムボディにSDメモリーカードスロットを搭載しており、カードを交換することで、MDプレーヤーのような感覚で扱うことができる。

 今回は最上位機種である「SV-SD750V」のレビューを通じて、「こんなに薄くていいのかな(笑)」と“あゆ”も驚きの新型プレーヤーの魅力を探ってみたい。

photo SV-SD750V
photo 新製品のCMキャラクターを務める“あゆ”浜崎あゆみさんも薄さにはビックリ

ポケットにすんなり収まるカード型ボディ

 発表された「D-Snap Audio」シリーズの新製品は「SV-SD750V」「SV-SD700」「SV-SD350V」「SV-SD300」の4製品。音楽再生に関する基本的なスペックはいずれも共通しているが、SV-SD7xxは7行表示の大型液晶、SV-SDxxxVはFMラジオチューナーとボイスレコーディング機能を備えるといった特徴を持つ。

 試用した最上位機種、SV-SD750Vのサイズは86(幅)×46(高さ)×9.9(厚さ)ミリ、53グラム(充電池含む)。本体の左側に7行表示可能なバックライト付き液晶ディスプレイ、右側には指でなぞるだけで操作が可能な「タッチスライドパネル」を搭載している(SV-SD350V/300Vはタッチスライドパネル非搭載)。

photo SV-SD750V 正面
photo 側面

 ストレージを搭載していないとはいえ、大型液晶を備えながらも十分にコンパクトなサイズ。スリムなデジタルオーディオプレーヤーとしてはiPod nanoがあるが、厚さこそ本製品の方があるものの、横幅は本製品の方が短く、胸ポケットに入れていても違和感はない。

 SV-SD750Vの表面は液晶部分を含めてハーフミラー仕上げとなっており、同社製品「SV-SD100V」(レビュー)を連想させる。品物としての質感は非常に高いのだが、ハーフミラー仕上げは指紋や汚れが付きやすいというデメリットもある。

 デザインをキューブ型のSV-SD100Vと比較すると、本体の縦横と操作ボタンが大型化されていながらも、厚さの面で大幅なスリム化が図られているのが特徴だ。カバンやポケットに入れて携帯することを考えると、面積より厚みがある方が扱いにくい。携帯時の“密着感”という意味では本製品の方が上回っているといえるだろう。

photo ハーフミラー仕上げなので、電源を入れないと“ほぼ鏡”
photo 電源をオンにするとハーフミラー越しに液晶の文字が浮かび上がる

 右側面には充電池スロット、左側面にはSDメモリーカードスロット。上側面にはホールドスイッチ、下側面にはUBSコネクタが設けられている。SDメモリーカードは2Gバイトまでの容量に対応しているが、SD-Audioの規格上、1枚のカードには999曲までしか収録できないという制限がある。

photo SDカードスロット
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