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» 2005年11月10日 09時58分 公開

今日から始めるデジカメ撮影術:第35回 料理とおいしさの関係 (3/3)

[荻窪圭,ITmedia]
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構図を考えて撮ろう

 マクロモードでピントを合わせて、色と明るさに気をつけて手ブレしないように撮る、というのが料理撮影の基本。あとは、撮る場所の状況や何を撮りたいかに合わせて工夫しよう。

 重要なのは、お皿を全部撮らなくてもいいということ。

 前の例に挙げたケーキだけれども、ホール全体を撮ったら、運ぶときに傾いたのがバレバレ。

よく見ると右にずれてる

 でもポイントを絞ってもっと近寄れば写真としてグっとよくなる。

きれいに撮影できた

 中央に寄るんじゃなくて、ポイントがはっきり分かるような構図にするのだ。この場合は中央の文字とイチゴと丸い形がケーキのポイントなわけで、このように近寄ってとればそこがはっきりして余計なもの(テーブルの上とかちょっとずれちゃったとことか)を隠せる。

 もっと極端な例で見てみよう。

スープとサラダを一緒に撮影。なんとなく殺風景でおまぬけ
グっと近寄って撮影。こうするとちょっといい感じ

 自宅で撮ると部屋を片づけたりするのが面倒だけど、こうして一歩寄っちゃえばOKなのだ。

 さらに近寄って部分を撮ってもいい。

一部を大きく撮ってみた

 近寄って撮るときは、このようにちょっと真ん中からずらして料理の端っこが入るように撮るといい。そうすることで、写ってないところも想像できるので雰囲気も伝わる。

 マクロ機能が強力な機種ならここまで寄れる。

1センチまで近寄れる機種でドアップ

 逆に、ちょっと演出したいときはこのように小物を使って斜めから撮るのも手。

蝋燭と一緒に撮ってみた

 これは自宅で食べるまでにちょっと撮ったものだが、テーブルの上の調度品がしゃれてるお店なら上手にお皿の横に調度品を置いて一緒に入れてやるのもいい。

 お店で撮るときも、お皿全体を撮るにはちょっと離れなきゃいけないけど、ちょっとマクロで近寄ればポイントだけを撮れる。

稲村ヶ崎のレストランで撮影

 昼間の窓際で右から外光が入っていたので、光が当たる部分を大きめに近寄って撮影した。

 逆に、ボリューム感を撮りたいときはそれが分かるように撮りたい。それでもお皿全部を入れる必要はない。ちょっと切れるくらいで構わないだろう。

大量のワタリガニ。大量さを出したいのでお皿ごと撮ってみた
お皿いっぱいに並べられたトリ貝とタコ

 四角いお皿の時はちょっと斜めから撮る方が形がきれい。

 このように、コンパクトカメラだけで気軽に撮る場合でもちょっとした工夫で雰囲気は全然変わってくるのだ。

 うまくポイントを押さえておいしそうに撮ろう。

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