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カシオ&ツインバード、防水型DVDプレーヤーを比べてみた(前編)レビュー(2/4 ページ)

» 2005年11月11日 01時10分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 外形寸法は284(幅)×213(高さ)×48(奥行き)ミリ。スタンドをもっとも広げたときの奥行きは16センチほどだが、アンテナを上にすると、もう数センチ広がる。実測20センチ以上の奥行きがある平らな場所なら安心して設置できるだろう。重量が約1.83キロと結構重いため、落としたりしたらタイヘンだ。

photo 背面にはもうしわけ程度の窪みがあるのだが、ここに指をかけて持ち運ぶのはちょっと怖い。とくにお風呂場では、濡れた手から滑り落ちそうだ

 テレビチューナーは、ステレオ/音声多重放送にも対応している。映画はもちろん、見逃せないスポーツ中継があって、続きをお風呂場で見るといった場合にも安心だろう。ただ、アンテナが小さいためか、受信感度はいまひとつだ。電波状況の良くないわが家では、残念ながらキレイな映像をみることができなかった。

 なお、DV-900Wは左側面にある外部アンテナ端子も防水仕様になっていて、別売のアンテナコード(CF-262)を使用すると、入浴時でも居室のアンテナ端子に接続できる。当然、お風呂場から居室までRFケーブルが伸びることになってしまうのが難点だが、電波状態の悪い場合は試す価値があると思う。

 DVDドライブは背面。本体上部にあるバックル(ディスクドアロック)を引き上げると、ドアが後ろに開く仕組みだ。バックルの下にかぎ爪のようなロック機構があり、蓋を閉じるときは、ここに蓋の出っ張りを引っかけるとスムーズに閉じることができる。市販のDVDビデオや音楽CDはもちろん、CD-RやCD-RWに記録したMP3オーディオファイルやJPEG画像も再生できる。DVD±RやDVD±RWの再生もサポートしているが、残念ながらVRモードやCPRMは非対応。コピーワンス番組を録画したDVDは再生できない。

photo 本体上部にあるバックル(ディスクドアロック)を引き上げると、ドアが後ろに開く

 側面の“いかにも防水仕様”といった感じのツマミを「解除」にあわせると蓋が開き、外部端子が現れる。中には、コンポジットの映像入出力とDVD映像専用のS映像出力を装備。このほか、ステレオヘッドフォン端子、光デジタル音声出力など、ポータブルとしてはかなりインタフェースが充実している。ただし、映像入出力はミニジャックタイプなので、モニターやDVDプレーヤーとして使用する場合は別途ケーブルが必要だ。

photo DVD映像専用のS映像出力や光デジタル音声出力など、充実したインタフェース群

 このほか、カウントダウンタイマーやスリープタイマーの機能もある。カウントダウンタイマーは、1分単位で設定可能。設定時間になると画面に鈴の画があらわれ、アラーム音がなる。たとえばキッチンで調理時間を計ったりする人には便利だ。一方のスリープタイマーは、最大120分まで10分刻みで設定可能。時間がくると自動的に電源が切れ、スタンバイ状態になる。

photo カウントダウン中

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