DVDレコーダーやゲーム機など、DVDビデオを再生できる機器が当たり前になった現在、あえてDVDプレーヤーを購入する人は、ポータブルタイプを探しているのかもしれない。もう一歩踏み込んだ付加価値を求めるなら、お風呂場や屋外でも使える“防水タイプ”が挙げられる。今回は、防水型ポータブルDVDプレーヤーの双璧、カシオ計算機の「DV-900W」とツインバード工業の「VD-J711W」を比較してみた。
カシオ計算機の「DV-900W」は、9V型ワイド液晶を搭載したポータブルDVDプレーヤーだ。背面のアンテナから分かるように、アナログ地上波チューナーを搭載しており、“お風呂テレビ”としても利用できる。液晶画面は、480×3(RGB)×234ピクセルの解像度。画面の下に4センチ径の丸形スピーカーを2つ搭載し、バーチャルサラウンド機能も備える。
防水性能は、JIS IPX6/ IPX7相当。旧JIS保護等級でいうところの「耐水型/防浸型」だ。つまり、「あらゆる方向からのノズルによる強力なジェット噴水流を受けても有害な影響がない」「定められた条件(1メートル、30分間)で水中に沈めたとき、有害な影響を生じる量の浸水がない」という条件を満たしている。
外観は、一般的なクラムシェルタイプではなく、背面にDVDドライブを配置したフォトスタンドのようなスタイル。シルバーとホワイトのツートンカラーで、ボタン類が同色になっているのはカッコいい。ハンドルが付いていないため可搬性はイマイチだが、画面は透明な樹脂製カバーに覆われているため、鞄に入れて持ち出すことはできそうだ。背面のスタンドは5段階の調整が可能。広げた状態にすると画面に50度くらいの角度がつく。
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