マルウェアの手法の1つである「rootkit」を組み込み、さらにこれを悪用したトロイの木馬が登場したSONY BMG採用のCDコピー防止技術「XCP」だが、Microsoftが各種マルウェア対策ソフトウェアで駆除を予定していることが明らかになった。
MicrosoftのMicrosoft AntiSpiwareを担当するエンジニアリングチームのブログであるAnti-Malware Engineering Teamでは、「SONY BMGのDRM rootkitへの対応」を求める利用者の声への回答として、既に同社ではこの技術の分析を終えており、XCPソフトウェアのrootkitコンポーネントを検出して削除するMicrosoft AntiSpyware(現在はβ版)用シグネチャをリリースする計画であると述べている。
このほか、先日リリースされたばかりのWindows Defenderの最初の公開β版でもこのrootkitコンポーネントを削除するシグネチャが用意されるという。Malicious Software Removal Toolの12月アップデート、Windows Live Safety Centerのオンラインスキャン機能にも対策が組み込まれる予定。
SONY BMGは11月11日、問題となっているXCP技術採用CDの製造を中止を表明している。
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