一時期は話題を振りまいたものの、最近は新製品も目立たなくなったの無線LAN検出装置、俗にいう「WiFiファインダー」という製品がある。ノートPCで街中や取材先などにて無線LANを大いに活用する筆者にとっては以前から便利そうだなぁと思っていたわけだが、ちょうど国内ではひさびさの新製品がリリースされた。それがアイ・ビー・エス・ジャパン「TRENDnet TEW-429UB」だ。
TEW-429UBは、今までの「WiFiファインダー」とは一味違う製品だ。正確にいうとIEEE 802.11b/g対応のUSB無線LANアダプタで、かつ「WiFiファインダー」機能も備えるといった方がいいのかもしれない。無線LAN機能をまるまる備えているので、WiFiファインダーにはない、詳細な無線LANの検出が可能になっているというメリットが考えられそうだ。
形状はUSBメモリのようなスティックタイプで、右端のカバーを取り外すとUSBコネクタが登場し、USBポートに差し込むことでUSB無線LANアダプタとして動作する。対応するOSはWindows 98SE/Me/2000 Professional/XP/2003 Serverとなっており、MacOSには対応しない。64/128ビットWEP、WPA/WPA2-PSKに対応しており、セキュリティ機能含め、ほぼ一般的なトレンドに沿った機能を備える。
さて、USB無線LANアダプタとしてはちょっと大きめなわけだが、これは単体で「WiFiファインダー」として動作するための充電池を内蔵するためだ。内蔵電池はUSBポートに差し込んでおけば充電でき、USB無線LANアダプタとして普通に使っていればとくに電池容量を気にかける必要はない。ただし幅も結構あるし、USBコネクタ部に対して上方向にかなり厚みもそこそこあるため、隣接するUSBポートを塞いでしまう可能性はあるといえる。できれば短めのUSBケーブルを付属して欲しいところだ。
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