日々使わない日はない、というくらい無線LANスポットへの依存度が高い筆者だが、同機を使用して分かったことがいくつかある。
まず1点めは、無線スポットサービスをしていると謳う店舗などでも、必ずしも店内すべてで無線接続ができるとは限らないこと。とくに複数フロアに跨っている店舗などでは特定のフロアではまったく無線接続ができないということもめずらしくない。とくに本機で検索できたことで初めて利用する無線スポットなどはもちろん、普段利用する無線スポットでもいつもの席が確保できなかったという時に、できるだけ強度の高い席を探せる。
もう1点は、なんらかのトラブルでサービスが利用できない場合もあることだ。無線LANを使いたいために対応とされる喫茶店に入ったが、なぜかサービスが停止状態。コーヒー1杯だけ飲んで、別の店に行ったという苦い経験をしたことがある。後に無線スポット事業者に確認のメールをしてみると、翌日、トラブル確認のメールと同時に故障情報がWEBサイトにも掲載された。なんとその時点で1週間も使えなかった状態だったのである。その2日後にはトラブルは解消したようだが、実際数日間使えない、といったトラブルは結構あるようである。普段行きつけの無線スポットでも、場合によってはこのようなことが起こり得るだろう。
そのようなわけで、本機を導入してからは入り口でまずチェックするようにした。入店して、いざPCを開いてがっかりということは本機されあれば大抵回避できる。
ちなみに、ESS-IDをブロードキャストしていない無線スポットでは本機でもアクセスポイントの存在を検出することができない場合がある。
たとえば蒲田駅前にある某イタリア料理FC店は「Mzone(mopera U)」の無線スポットサービスを行っているが、本製品のWiFiファインダー機能はもちろん、筆者のノートPCの内蔵無線LANのアクセスポイント検出機能でも、アクセスポイントの存在を検出できなかった。もちろんプロファイルとして登録しておけば無線LANとしての接続はまったく問題ないが、こういう例もあることは頭には入れておいた方がよさそうだ。
ただし同じ「Mzone」でも某チキンファストフードFC店では路上からでもアクセスポイントの存在が確認できるほどだったので「Mzone」がESS-IDのブロードキャストをしていないという訳でもなさそうではあるが。なお筆者の知る限り、NTTコミュニケーションズ「ホットスポット」やソフトバンクBB/日本テレコム「BBモバイルポイント」はほぼ100%本機で検出できるはずだ。
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