現時点では対応携帯電話の機種名は発表されていないが、「NTTドコモ、au、ボーダフォンの各3G携帯電話で利用できるように準備を進めている」(同社)。今後はPDCやPHSでも利用可能にしていく計画だという。
本体サイズは98(縦)×60(幅)×14.5(厚さ)ミリ、98グラム。6Gバイト(1インチ)のHDDを搭載しており、再生可能なファイルフォーマットはMP3/WMA/WAVの再生が可能。Windows DRMにも対応する。デザインについては、JR東日本の成田エクスプレスなどを手がけた「GKインダストリアルデザイン」が担当した。
ダイレクトエンコーディングで生成されるファイル形式はMP3で、ビットレートは16kbps〜192kbpsの間で設定できる。USB経由でPCから楽曲を転送し、一般的なHDDポータブルオーディオプレーヤーとして利用することも可能だ。パッケージにはリモコンなどのほかにも、CDからリッピングやMusicIDによるアナログ入力解析機能などを備えたソフトウェア「Trans Music Manager」が付属する。
「MDの利用者層は非常に幅広く、全世代を通じた利用者のうち、7割はPCを持っていない。そのためにデジタルオーディオプレーヤーに乗り換えることができない」「2005年はデジタルオーディオプレーヤーが爆発したが、2006年はPCレス元年になる。MusicIDとMagicSyncの組み合わせは、PCレスオーディオ製品の問題点をすべて解決する」(同社新規事業開発室 トランステクノロジー課 総括 次長の平塚浩氏)
平塚氏はまた、本製品に利用されている組込型のMusicIDとMagicSyncの技術を関連メーカーにライセンス供与する計画も明らかにした。
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