　録画番組の再生中に、録画情報を利用して来週分の録画を予約するといった機能も継承している。「おまかせ・まる録」で録画した番組を優先順位の高い“通常予約”に格上げするのも簡単だ。アナログ地上波放送での「番組追跡録画」や「スポーツ中継延長対応」といった機能も継承しており、地上波アナログ放送の予約録画機能も手抜きはない。

このように録画した番組再生中に次回の録画予約を行うことも可能。「おまかせ・まる録」で録画した番組なら、次回から通常予約にしてより優先的録画といった使い方ができる

　従来製品は録画番組一覧の際に「フォルダ機能」を持っていなかったが、今回はそれに近い「グルーピング」機能が搭載された。リモコンの「黄」ボタンを押すことで「全タイトル」「おまかせ・まる録（ジャンル別）」「（番組種別）マーク」「放送（放送メディア別）」といった切り替えが可能だ。「ドラマ」の一覧、「地上波デジタル放送の一覧」といった絞り込むことが可能になり、従来機と比較すると番組の検索性がぐっと向上している。

録画番組一覧は、「全体タイトル」「おまかせ・まる録」「（番組種別）マーク」（写真）、「放送」といった切り替えが可能。一覧の切り替えは瞬時に行われる。一覧の高速スクロールもあわせ、検索性はかなり良い

最速クラスのダビング機能だが？

　ダビングは、冒頭でも触れた通り、DVD-Rなら最大16倍速、DVD-RWなら最大6倍速で高速ダビングが可能と最速クラス。もっとも高速ダビングが可能なのはSDクオリティで録画した番組のみで、デジタル放送をTS録画した番組はすべて再生時間がダビング時間となる。また高速ダビング時でも並行して予約録画を行うことは不可能であり、ヘビーに録画する使い方では少々不便に感じることはあるだろう。ただし、ダビング中に予約録画の時間になると、ダビング終了後に録画が開始されるようになっており、少しでも録り逃しがないように配慮した形跡は見られる。