こういうミニカーを数10センチの距離から望遠気味で撮るなんてケースは一番被写界深度が浅くなるパターンなのだ。
F2.8フロントグリルにしかピントがあってないので何を撮ろうとしたのか分からない
F16にまで絞り込む。ミニカーの前半分にピントがあったので全体像も分かり、いい感じの写真になった。その代わりシャッタースピードはすごく遅くなるので三脚は必須
どのくらいまでピントを合わせたいのかによって設定する絞り値が変わってくる。これが一眼レフの面白さであり、難しいところでもあるのだ。
300ミリ相当の望遠で撮影したカモメ。かなり遠くから撮ったが望遠のため被写界深度が非常に浅く、手前の人物と背景がボケてカモメがいい感じで浮かび上がっている。カリフォルニアにて撮影
18ミリ相当の超広角にて。広角になればなるほど被写界深度が深くなるため、ちょっと距離があれば手前から奥まで全体にピントが合う
だがあまり明るくない屋外でカメラを手で持って撮るとなると狙ったところにピントを合わせるのは難しくなる。
F2.0。実は耳の辺りにピントがきてしまい、顔が少しぼけてしまった。動く被写体を撮るときはより気を遣う必要がある
F2.0。これはきれいに頭と手の先にピントがあった。このボケ味は一眼レフならでは
よって、一眼レフでは積極的に「ボケを楽しむ」べし。
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