では実際に撮ってみよう。一眼レフはAF専用のセンサーを使ってピントを合わせているので、ファインダー上のAFポイントでしか合わせられないので注意。しっかりとAFポイントにメインの被写体を置いて撮影すること。
もうひとつ注意すべきはピンボケ。
まずデジタル一眼レフはコンパクトデジカメに比べて撮像素子が大きいため、ピントの合う範囲がすごく狭い。これはすごく良し悪し。ピントの合う範囲が狭いため、背景や前景を大きくボカすカッコいい写真を簡単に撮れる。逆にピントの合う範囲が狭いため、ちょっとずれるとすぐピンボケになる。
ちなみにピントの合う範囲は被写界深度と呼ばれる。被写界深度が深い(ピントの合う範囲が広い)と手前から奥まで全体にピントが合うが、浅い(ピントの合う範囲が狭い)とピントが合ってる箇所の前後ちょっとにしかピントが合わない。
実際の被写界深度は、被写体との距離(近ければ近い方がピントの合う範囲が狭くなるので、特にマクロはピントに注意。逆に遠景はほとんど気にしなくていい)や、レンズの焦点距離(広角の方が広い範囲にピントが合いやすく、望遠になればなるほどピントの合う範囲が狭くなる)、絞り値(例えばF2.8はピントの合う範囲が狭く、F16はピントの合う範囲が広い)によって大きく変化するので一概にはいえないが、一般に望遠気味でメインの被写体が近くにあるときほどピントに気をつけ、絞り値を調節しよう。
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