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3つの“Style”と動画対応gigabeat S――東芝ブース2006 International CES(1/2 ページ)

» 2006年01月07日 17時14分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 東芝ブースで最も目を引くのがHD DVDとSEDの視聴コーナー。なかでも北米地区の一般ユーザーにとっては初披露となるSEDの視聴コーナーは、一度に鑑賞できる人数が限られているせいかいつ訪れても黒山の人だかりだ。

photo 東芝のSED試聴コーナー。行列が隣のピザ屋まで食い込んでいる

 これらに比べると集客ではやや劣る感もあるが、一番広い面積を使っていると思われる製品がなにかというと、実はテレビ。プレスカンファレンスで「売り上げとシェアを2倍にする」という目標を語っているよう、リアプロから液晶、プラズマ、ブラウン管まで、ほぼ“全方位型”といえる製品ラインアップを展開する。

photo 東芝ブースにズラリとならぶテレビの数々。写真には写っていないが、右手にはブラウン管テレビも多数展示されている
photo 1080PのDLPリアプロテレビ「72MX195」(左)と、「62MX195」
photo 720Pのプラズマテレビ「50HP66」(左)と「42HP66」
photo 新たに発表されたフルHDの液晶テレビ

 展示面積はテレビに比べてさすがに少ないが、来場者の関心度では負けていないのが“gigastyle”の新製品、ポータブルマルチメディアプレーヤーの「gigabeat S30/S60」とHDDカムコーダー「gigashot GSC-R30/R60」だ。

photo gigabeat S30
photo gigabeat S60

 gigabeat S30/60は外観こそポータブルオーディオプレーヤーのgigabeat X30によく似ているが、OSにWindows Mobile Portable Media Centerを使用したマルチメディアプレーヤー。S30は30Gバイト、S60は60GバイトのHDDを搭載する。2.4インチ(解像度は320×240)の液晶ディスプレイを搭載し、音楽/動画/静止画が楽しめる。

photo 横向きでも使用可能。動画鑑賞時には主に横向きで使用することになる(写真はビル・ゲイツ氏の基調講演で登場した際のもの)

 Windows XP Media Center Edition(MCE)と連携して利用できる「playforsure」の製品であるほか、Xbox Live!で購入した音楽を持ち出せる「Xbox360 Music Control」の機能も備えている。また、Starz Entertainment Groupの動画配信サービス「VONGO」にも対応する。価格はS30が299ドル、S60が399ドル。

 gigashot GSC-R30/R60は同社としてはgigashot V10に続くHDDカムコーダ。2メガピクセルのCCDと1.8インチのHDDを搭載し、最大約55時間(S30は最大約27時間)の録画が可能(HDD容量はR30が30Gバイト、R60が60Gバイト)。記録メディアがHDDである以外はスタイル・サイズともに一般的なDVカムと変わらず、ホールド感も悪くない。

photo gigashot GSC-R30
photo 操作スイッチ類は背面に集中している。一般的なDVカムのスタイルといっていいだろう
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