ヤマハは同社ブースにて、DLNA対応AVアンプの試作機「Network AV Center」を展示している。デジタル/アナログを問わずに家中すべてのAVコンテンツを扱い、“AVレシーバーの進化形を目指す”という製品だ。
仕様は暫定的なものだが、展示機はビデオインタフェースにSビデオ/コンポーネント/コンポジット/HDMIを、オーディオインタフェースにアナログステレオ/デジタルマルチチャンネル/SPDIF/i.Linkなどを装備。そのほかUSBやイーサネット、SDカードスロット、RS-232Cといったインタフェースも備えている。
DLNAに対応し、展示品は20GバイトのHDDを搭載しているが、同社では「ホームサーバではなく、あくまでもAVアンプ。製品化の際には、HDDは搭載しないかもしれない」と製品のスタンスについて説明している。
NETWORK AV CENTERは、家庭内で使われるであろう、ほとんどすべてのAV信号を扱うことができる。各種のデジタル/アナログ信号はもちろん、UBSやイーサネットから入力されたデータも本製品でデコードし、デジタル/アナログ/HDMI/イーサネットの各出力端子から出力できる。現時点ではDivX/WMV/MP3/WMA/WAVのデコードが可能になる予定だ。
AVアンプとしての機能も充実したものになる。複数の場所で独立したソースの再生が行える「ゾーン」機能を備えており、最大で3つの場所へ別々の音声/映像を分配できる。搭載されるアンプのチャンネル数は未定だが、たとえば9.1chアンプが搭載された場合、リビングルームで5.1chの映画を再生しながら、書斎と子ども部屋でそれぞれ別の2chオーディオを流すといった楽しみ方が可能だ。
2007年前半の市場投入を目指して開発が進められており、「AVアンプの中級機よりも少し上」という価格帯で日本を含む全世界で販売される予定だ、
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