基本は以上の通り。あとはその応用だ。
まずカメラのセッティング。夜景モードを持っているデジカメは夜景モードにするといい。ただ夜景モードにするとISO感度が低くなってシャッタースピードも遅くなる機種が多い。ISO感度を下げるとノイズが減るので夜空がきれいに出るのだ。
夜景モードを使わないときは、露出補正がポイント。ちょっとマイナスにしてやる。
すると暗いところは真っ暗になり、灯りだけが映る。
もうひとつはホワイトバランス。オートと蛍光灯で撮り比べてみた。
蛍光灯の方が青みが強く出てクールな感じになる。どっちがいいかは好きずきなんだが、ビルの窓あかりがたくさんあるケースだと、ビル内の照明で蛍光灯を使うところが多いので、蛍光灯モードにした方がきれいに出ると思う。わたしは蛍光灯モードで青みが強く出る方が好き。
で、夜景モードは三脚使用を前提として設定されているので、三脚を使えないときはこの方法も使えない。さっきのように窓枠に置ければいいが、そうじゃないこともある。
そういうときはISO感度を200くらいに上げ、ガラスをうまく使ってカメラを固定する。
手でカメラを覆うように持ち、ガラスにぴたっと手をくっつけて取るのだ。ガラスに手をくっつけて体重をかけることで固定するわけである。手でうまく覆えば室内照明を防ぐこともできるし、手の置き具合では微妙に角度も調整できる。
ただ冬にこれをやると手の暖かさでガラスが曇ってきちゃうので、やるときは手早く。
コツをつかんだら、いろんな角度でいろんな夜景を撮ってみよう。
やはり夜景は冬が一番面白い。
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