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れこめんどDVD「ジャッカス vol.1」DVDレビュー(2/2 ページ)

» 2006年01月13日 11時29分 公開
[サトウツヨシ,ITmedia]
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好きなキャラを見つけて、落ち込んだときにでも見てやってください 〜エンタテインメントとして、どうッスカ〜

 誰にでもちょっとした鬱が入ることはあるもの。そんなときは、アニメやゲームに逃避するのもいいですが、「ジャッカス」でも見てハイになるのもOKでしょう。「人間、死んだ気になれば何だってできる」「野球はツーアウトから」――そんな言葉がぴったりな崖っぷち野郎たちの姿はきっとあなたにテキトーなやる気を起こさせてくれるハズです。

 チャプターは106まで用意されており、どこからでもランダムに楽しめます。初見のときはゲラゲラ笑いながらも、きっと2度と見ねーだろうなーと思っていたのですが、意外とお気に入りのキャラができてしまうもので、私めの場合バム・マージェラものをリピートしてしまいました。

 てなわけで、主なキャラ別レビューをザックリとお届けしつつ筆を置きます。

ジョン・ノックスヴィル

 ジャケ写の色男、本作の看板出演者であり、プロデューサー、構成作家も兼ねている。脇役で映画に出ていたり、スケボー雑誌のバカスタント記事の編集ライターをやってたりしてたらしい。34歳、一児の父。空手道場やヨガ教室に乱入して迷惑をかけまくるコーナーや赤ちゃん(人形)を街角で殺しかける「パパとお出かけ」シリーズなどハズレなネタはわりと少ない(イカ人間などたまにハズレあり。でも涼しい顔)。

バム・マージェラ

 スケーターならではのダイナミックなバカスタントがサイコー。「ジャッカス・ザ・ムービー」のメインビジュアルにもなっている、スーパーのショッピングカートでのトリック――トップスピードで縁石に激突、は名作。近所の道でショッピングカートに乗ってたら、オカンがクルマで通ってヤベーなんてくだりもかなりいい。親子ネタも秀逸。父親とのへなちょこファイトも定番。「ビバ・ラ・バム」「CKYボンバーキット」なるソロ作もあり。

プレストン

 デブ担当。下着姿で街中ウィーマンを追いかける。ゲロ吐き大会で必ず隣のヤツのゲロがチラッとかかってキレる。行列に並んでいるうち小便をもらす自虐ドッキリなど。でもデブ。

ウィーマン

 小さい人担当。下着姿で街中プレストンに追いかけられる。伝説のスケーター、トニー・ホークのビデオやゲームにも登場するほどのスケボーの名手、でも小さい。

スティーヴォー

 全身バカ。バカで全国を営業に回れるほどの実力の持ち主。金魚を飲んで、胃液をゲーゲー吐いて金魚生還。我が国には人間ポンプというプロがもっとスマートにやってのけてるネタなのだが……。


 あ、あとですね、笑い飯、キングコングなど関西若手お笑いおよび「映画秘宝」さんのトークを追加した「ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別コメンタリー版」なるものも発売中なので気が向いたらどうぞ。

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