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ペンタックス、独自の手ブレ補正機構を搭載したコンパクトデジカメ「オプティオ A10」

» 2006年01月26日 16時10分 公開
[ITmedia]

 ペンタックスは1月26日、独自の手ブレ補正機構を搭載したコンパクトデジタルカメラ「オプティオ A10」を発表した。3月上旬発売予定で、価格はオープンプライス。店頭では5万円前後になる見込みだ。

photo コンパクトデジタルカメラ「オプティオ A10」。外装はアルミニウム合金製だ

 「SR」(Shake Reduction)と呼ばれる新しい手ブレ補正機構は、デジカメに内蔵した2つのジャイロセンサーで手ブレを検知。手ブレの度合いやレンズのズーム位置、焦点距離などの情報を総合して必要な補正値を演算し、CCDを上下左右に動かすというものだ。

 また、新たに1/1.8型・832万画素の大型CCDを採用。同社従来機と比べて約1.6倍の受光面積を持ち、「階調再現性や質感の描写、ノイズの低減などで優れた性能を発揮する」という。レンズは光学3倍で、35ミリ判換算の焦点距離は38〜114ミリ。3枚の両面非球面レンズを含む5群7枚構成とした。

 撮影モードは15種類。2.5型の液晶モニターに表示される「モードパレット」から簡単に選択可能。また「オートピクチャーモード」を選択すると、ポートレート、風景、夜景、標準の各モードから撮影シーンに応じて自動的にモードを設定してくれる。

 DivX動画の撮影に対応しているのも特徴の1つだ。オプティオ A10では、最大640×480ピクセル、30フレーム/秒の動画撮影が可能で、DivXの動画フォーマット(AVI形式、MPEG-4準拠)を採用した。なお、動画撮影時に利用できる専用の手ブレ補正機能も備えている。

 外形寸法は、88.5(幅)×54.5(高さ)×23(厚さ)ミリ。ペンタックス独自のレンズ機構“スライディング・レンズ・システム”や、部品を隙間なく配置する高密度小型実装技術により、小型・軽量ボディを実現したという。また外装にアルミニウム合金を採用し、本体上部の左側に“指がかり”を設けるなど、質感と操作性の両面に配慮している。撮影時の重量は約145グラムだ。

 記録メディアは、SDカードおよび内蔵の24Mバイトメモリ。電源は専用リチウムイオンバッテリー(D-LI8)で、静止画の撮影可能枚数は約150枚(CIPA規格準拠)。バッテリー充電スタンド、USBケーブル、AVケーブル、画像閲覧ソフト「ACDSee for PENTAX」などが付属する。

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