ただし「Nikon Capture」のフィッシュアイ変換機能は、ニコン「AF DX Fisheye Nikkor ED 10.5mm F2.8G」のみのサポートで、ほかの魚眼レンズで撮った画像は変換できない。他社の魚眼レンズの場合は、これ以外の変換ソフトを使うといい。
以下の作例では、フリーウェア「Panorama Tools」を使って、魚眼を超広角に変換してみた。「Panorama Tools」は、「Photoshop」や「Paint Shop Pro」などのレタッチソフトのプラグインとして利用できる。
設定画面では画角などを入力する必要があり、その数値によって補正結果は異なる。今回の5本の魚眼レンズすべてで試してみたが、いずれもきれいに広角変換できた。周辺部になるほど画質が荒れるのは仕方ないが、超広角レンズの代用になるメリットは大きい。
といっても、どの画像も必ず変換すべきとはいわない。構図や被写体によっては、魚眼の歪みがあったほうが、むしろ自然に見えるものもある。撮り方の工夫と後処理の両面から、魚眼レンズの魅力をぞんぶんに堪能したい。
オリンパス「ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye」の作例を「Panorama Tools」で広角に変換。元画像の水平画角を140度、出力画像の水平画角を120度にセットした
シグマ「15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE」+キヤノン「EOS 5D」の魚眼画像を「Panorama Tools」で広角に変換。元画像の水平画角を140度、出力画像の水平画角を110度にセットした
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