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“より高画質”を手軽に――松下3CCD搭載DVカメラ「NV-GS500」春のビデオカメラ特集(2/3 ページ)

» 2006年02月06日 12時21分 公開
[浅井研二,ITmedia]

「新・簡単ON/OFF」「ヘルプモード」など、“より親切”な機能を採用

 操作系は、「NV-GS150/250」から導入されたワンタッチナビゲーション&ジョイスティックコントロールを採用。ほとんどの操作は、本体前面に並ぶボタン類で行える。ズームレバー、フォトショットボタン、電源スイッチ、メニューボタン、撮影開始/一時停止ボタン、そして、モードダイヤル+ジョイスティックという配置だ。ほかには、液晶モニターの下に、フルオート/マニュアル切替スイッチ(さらに押し下げでフォーカス設定)とPOWER LCDボタン、そして、レンズ周辺にフォーカスリングがあるのみとなる。

photo ワンタッチナビゲーション&ジョイスティックコントロールを採用。マニュアル機能の操作は、ジョイスティック押し込みで操作アイコンを呼び出して利用する
photo 本体上部から手前にかけて、ズームレバー、フォトショットボタン、電源スイッチ、メニューボタンが配置されている
photo 液晶モニターを開いた部分には、フルオート/マニュアル切替スイッチとPOWER LCDボタン、RESETボタンが配置されているほか、USB2.0端子、DV端子も装備する

 基本的な操作は、モードダイヤルで撮影/再生モードを、「テープ撮影」「テープ再生」「カード記録」「カード再生」「PC接続」に切り替え、撮影開始/一時停止ボタンでビデオ撮影、フォトショットボタンで静止画撮影という流れとなる。設定はメニューボタンで表示でき、ジョイスティックで操作。撮影中の各種機能呼び出しやマニュアル設定は、ジョイスティック押し込みでワンタッチナビゲーション(画面右下に表示される「操作アイコン」)を呼び出せばいい。

 新しい機能としては、「新・簡単ON/OFF」「うっかり撮り防止」「ヘルプモード」が採用された。「新・簡単ON/OFF」は、ビクターのビデオカメラが伝統的に搭載している機能と同様で、液晶モニターの開閉や、液晶ファインダの引き出し動作に連動して、本体の電源がON/OFFされる。クイックスタートとの併用も可能だ。

photo ジョイスティック押し込みで画面右下に表示される操作アイコンには、「ヘルプモード」が追加された。このモードでは、機能使用時と同様にジョイスティックを各方向へ倒すと、そのアイコンの解説が読める
photo 設定メニューは「NV-GS250」などと同じく、項目を階層式にたどっていけるタイプ。クイックスタート機能やうっかり撮り防止機能を使用するなら、設定画面で「入」にしておく

 通常は本体の電源スイッチの操作と同じ扱いなので、液晶モニターを開いてから5秒弱で撮影開始可能となるが、クイックスタート設定を入にしておけば、約1.7秒で撮影に入れる。ただし、クイックスタートはあくまでも待機状態であり、撮影一時停止状態の半分の電力を消費している点には注意が必要だ。また、「NV-GS300」の場合はレンズカバーを内蔵しているため、そちらも連動して自動開閉してくれるようだが、「NV-GS500」ではそもそも内蔵式レンズカバーを装備していない。

 うっかり撮り防止機能は、撮影中にカメラ本体が天地逆の状態(つまり、手を下げたポジション)になると、自動的に停止してくれるというもの。撮影を中断するのみで、パワーセーブが働くまでは電源OFFにはならない。いろいろ試してみたところ、逆さまだけではなく、カメラを真下に向けた状態にしても、動作するようだ。ただし、必ずしも即座に一時停止となるわけではなく、認識するまで十数秒ほどかかる場合もある。

 ヘルプモードは、操作アイコンとして追加されている。「i」アイコンを選択すると、ヘルプモードが表示され、利用可能な機能アイコンの説明を読めるという形式だ。

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