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キヤノン、EOS用のF2.8手ブレ補正レンズと開放F値1.2の大口径レンズ

» 2006年02月22日 16時53分 公開
[ITmedia]

 キヤノンは2月22日、EF-Sマウント対応の手ブレ補正付きズームレンズ「EF-S17-55mm F2.8 IS USM」と、EFマウント対応の大口径単焦点レンズ「EF85mm F1.2L II USM」を発表した。EF-S17-55mm F2.8 IS USMは5月下旬の発売で、価格は14万3000円。EF85mm F1.2L II USMは3月中旬の発売で、価格は23万5000円。

photo 「EF-S17-55mm F2.8 IS USM」

 EF-S17-55mm F2.8 IS USMは、APS-C専用レンズとしては初の大口径レンズ。シャッタースピード約3段分の手ブレ補正機能を持つ。二次スペクトルの除去効果を持つUDレンズと、球面収差・歪曲収差を補正する非球面レンズを採用。ほぼ無音で高速・高精確にAF駆動する超音波モーター(USM)を搭載し、フルタイムマニュアルフォーカス機構を持つ。また、フレアやゴーストを最小限に抑えるデジタル対応の新コーティングが施されている。

 12群19枚(UDレンズ2枚、GMo非球面レンズ1枚、レプリカ非球面レンズ1枚)のレンズは、35ミリ判換算で27〜88ミリ相当の撮影画角となる。ズーム全域での開放値はF2.8。最短撮影距離は35センチ。サイズは83.5(最大径)×110.6ミリ(長さ)。重さは645グラム。

photo 「EF85mm F1.2L II USM」

 EF85mm F1.2L II USMは、85ミリの撮影画角、開放値F1.2の明るさを持つ大口径単焦点レンズ。高精度研削非球面レンズと、レンズの一部が撮影距離と連動することで各収差を補正するフローティング機構を持つ。超音波モーター(リングUSM)とアルゴリズムの最適化、高速CPUの採用により、従来機より1.8倍のAF速度を実現したという。また、円形絞りを採用したEMD(電磁駆動絞りユニット)を搭載する。デジタル撮影時でもゴーストやフレアを最小限に抑えるよう、レンズコーティングが最適化された。

 7群8枚(非球面レンズ1枚)のレンズは最短撮影距離が95センチ。サイズは91.5(最大径)×84ミリ(長さ)。重さは1025グラム。

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