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ケンウッド、ポータブルオーディオ向けのデスクトップHi-Fiオーディオシステム

» 2006年03月20日 18時57分 公開
[ITmedia]

 ケンウッドは3月20日、ポータブルオーディオやPCなどと組み合わせることを想定した「デスクトップHi-Fiオーディオシステム」を発表した。インテグレーテッドアンプ「KA-S10」とスピーカーシステム「LS-S10」の2製品をラインアップ。3月末に発売予定で、価格はオープン。店頭予想価格は、KA-S10が2万円前後、LS-S10が1万5000円前後。

photo 「KA-S10」(中央)と「LS-S10」(左右)。KA-A10は付属スタンドにより縦置き設置も可能だ

 KA-S10は、12ワット+12ワット(JEITA 8オーム)のアンプを搭載したインテグレーテッドアンプ。音声入力端子を3系統装備しており、ポータブルオーディオプレーヤーやPCなど複数の機器と接続できる。そのうち1系統(D.AUDIO)は、音声レベルの低いポータブル機器を考慮し、入力感度が高めに設定されている。

 筐体は、前面パネルに3.5ミリ厚のアルミ押し出し材を使用するなどして剛性を高めた。電源部には漏れ磁束を低減する銅ショートバンドを施した電源トランスや大容量コンデンサを採用。安定した駆動が可能になっているという。また設置環境やスピーカーのサイズに合わせて低音の増幅量と周波数帯域を調整できる「N.B.サーキット」も搭載した。

 サイズは171(幅)×67(高さ)×207(奥行き)ミリ。付属スタンドにより縦置き設置も可能だ。縦置き時のスタンド込みサイズは89(幅)×182(高さ)×207(奥行き)ミリとなる。重さは約2キロ。スピーカー端子にはバナナプラグに対応した大型スクリュー端子を採用し、伝送ロス防止のため入出力端子は金メッキが施されている。

 LS-S10は、2ウェイ2スピーカー/バスレフ型の防磁設計スピーカーシステム。不要振動を抑える多層コーティング素材や、磁束密度の高いスクエアボイスコイルを採用したウーファーユニット(80ミリ径)と、高帯域である100kHzまでの再生を可能にしたソフトドームツィーター(18ミリ径)を搭載する。キャビネットやバッフルにはMDF材を使用しており、共振を防ぎ自然な音場再生を可能にしたという。

 サイズは102(幅)×180(高さ)×154(奥行き)ミリ。重さは約1.7キロ。金メッキ処理されたバナナプラグタイプのスピーカー端子を備える。

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