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各社“イチオシ”カメラを見てきた――キヤノン/ニコン/ペンタックス/オリンパス/富士写/コダック編PIE2006(1/3 ページ)

» 2006年03月23日 23時59分 公開
[西坂真人,ITmedia]

 カメラ関連の展示会「フォトイメージングエキスポ 2006」(PIE2006)が始まった。この展示会には、前身のカメラショーから何十年も通い続けているコアなマニア層も少なくない。そんな彼らが楽しみにしている「老舗のカメラメーカー4社&フィルムメーカー2社」を一気に紹介しよう(カメラ界では新興勢力、松下電器産業/カシオ計算機/三洋電機/エプソン販売のブースリポートは別記事を参照)。

photo カメラ関連の展示会「フォトイメージングエキスポ 2006」(PIE2006)

キヤノン

 デジカメシェア1位をひた走る絶好調のキヤノン。ブースも展示会場でイチバン大きく、当然そこは活気にあふれている。

 ブース入り口で来場者が思わず足を止めて見入っていたのが、水着のお姉さん……ではなくて参考出展の大判プリンタ。なんと「A0サイズの3倍はある」(担当者談)という60インチの超大判サイズだ。1枚を印刷するのに高画質モードで30分、高速モードなら20分程度かかるという。販売予定は今のところないとのこと。

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photo コレだけ大きいと何が印刷できるのか、ということで貼られていたのが、実物大のドカティ(DUCATI ※オートバイです)。EOS 1Ds Mark IIで撮影したものを印刷している。プリンタもすごいけど、これだけ大伸ばしにしても高画質なEOS 1Ds Mark IIは、さすが約1670万画素35ミリフルサイズ大型CMOSセンサーといったところだろう

 デジ一眼では、先日発売されたばかりのハイアマチュア向け「EOS 30D」への注目が高かった。400〜600ミリの望遠系白玉(Lレンズ)で隣の松下ブースのお姉さんがアップで撮影できる超望遠コーナーは穴場かもしれない。

photophoto ハイアマチュア向け「EOS 30D」(左)、超望遠コーナー(右)
photophoto コンパクト機では同社初の手ブレ補正モデル「IXY DIGITAL 800 IS」に人気が集まっていた(左)。「IXY DIGITAL 80」とiPodの接続デモも(右)

ニコン

 年初に銀塩カメラ事業の大幅縮小をアナウンスしたニコンは、ブーススペースもキヤノンの半分となり、展示にも勢いが感じられないのがやや残念なところ。それでも、2月に発表した新製品群で、無線LAN薄型機「COOLPIX S6」や手ブレ補正搭載8メガ機「COOLPIX P3/P4」などユニークな機能のコンパクト機には多くのユーザーが関心を示していた。

photophoto 無線LAN&薄型「COOLPIX S6」(左)と手ブレ補正搭載8メガ機「COOLPIX P4」(右)
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