オリンパスとともに、ここのところかつての勢いを取り戻しつつある富士写真フイルム。先日発表されたばかりの話題の“ISO3200デジカメ”「FinePix F30」や、大型3インチ&高感度「FinePix V10」が、初日からこの展示会にやってくるコアなマニア層に受けていた。
年々ブースの中の銀塩フィルム関連比率が下がる傾向は、フィルムメーカーである同社も例外ではないが、そんな中でひっそり参考出展されていたのが「KLASSE II」(仮称)。登場時にマニアからは賛否両論だった銀塩コンパクトカメラ「KLASSE」の後継機だ。待望の広角28ミリ(KLASSEは38ミリ)単焦点は、F2.8と明るいスーパーフジノンEBCレンズでその描写力には期待が持てそうだ。
コダックブースは、話題の広角2眼レンズデジカメ「Kodak EasyShare V570 デュアルレンズ デジタルカメラ」の体験コーナーが多くの人を集めていた。
そのほかでは、現行ラインアップと同じ展示場所に日本未発売の海外モデルもズラっと展示。「展示会を通じて日本のユーザーに意見を聞き、それを日本市場投入の参考にしていく」(担当者)。

光学式手ブレ補正付き光学12倍ズーム(35-420mm相当)の6.2メガ機「Z612 zoom」(左)が筆者の国内販売イチオシモデル。右は光学10倍ズーム(38-380mm相当)の6メガ機「Z650 zoom」
V530の後継機で6メガ&2.5インチ液晶になった光学3倍ズームの薄型機「V603 zoom」(左)。右は普及モデルCシリーズで機能にこだわった光学3倍ズームの6メガ機「C663 zoom」。コダック自慢の自動画像補正機能「パーフェクトタッチ」や2.5インチ液晶も装備
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