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ISO1000、3インチ、7.2メガ、Wブレ補正の“全部入り”サイバーショット「T30」

» 2006年04月06日 15時00分 公開
[ITmedia]

 ソニーは4月9日、薄型コンパクトデジカメ“サイバーショット”「DSC-T30」を発表した。4月21日から発売する。価格はオープンで、市場想定価格は5万円前後。

photo “サイバーショット”「DSC-T30」
photo カラーはブラックとシルバーの2色を用意

 昨年11月に発表した「DSC-T9」の後継機。折り曲げレンズに手ブレ補正機構を組み込んだ独自開発の「光学式手ブレ補正」機能を搭載した薄型カードスタイルモデル。

 光学式手ブレ補正と高感度モードを組み合わせたWブレ補正が進化。撮影感度を高めてブレを防ぐ高感度撮影モードが最大でISO1000まで感度アップ(従来機はISO640まで)した。高感度化にともなうノイズ発生には、圧縮前のRAWデータにノイズリダクションをかけることで高感度と高画質を両立した「クリアRAW NR(ノイズリダクション)」機能を搭載。

 また大型3インチ(23万画素)の新開発クリアフォト液晶モニターを搭載。大画面液晶やブレ補正システムを搭載しながらも、Tシリーズの特徴である薄型ボディはキープ。サイズは95(幅)×56.5(高さ)×23.3(奥行き、レンズカバー部除く最薄部18.9)ミリ・重さ約132グラム(撮影時約169グラム)と、クレジットカードサイズの表面積に高性能を詰め込んだ。

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 CCDも高画素化し、1/2.5インチ有効720万画素のSuper HAD CCDを搭載。レンズはカールツァイス バリオ・テッサーを採用。手ブレ補正搭載の折り曲げレンズ採用光学3倍ズームは、35ミリ判換算で38〜114ミリ相当(F3.5〜4.3)。撮影距離は最短50センチ(マクロ時の最短は8センチ、拡大鏡モード時は最短1センチ)。

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 独自画像処理エンジン「リアル・イメージング・プロセッサー」や電源回路などの省電力化、大容量リチャージャブルバッテリーパック「NP-FR1」の採用で、により、最大約420枚(CIPA規格)のスタミナ撮影を可能にした。

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 本体背面の「スライドショー」ボタンを押すだけで、BGMやエフェクトに合わせて撮影した画像を自動再生できる「音楽つきスライドショー」機能も搭載。記録メディアはメモリースティックDuo/PRO Duoを採用。静止画(JPEG)のほか、VGA/30fpsの動画撮影機能も搭載。PCとの接続はUSB 2.0(High Speed)。

 主な仕様は以下の通り。

製品名 DSC-T30
撮像素子 1/2.5インチ有効約720万画素「Super HAD CCD」
記録画素数 静止画:3072×2,304/3,072×2048/2592×1944/2048×1536/1920×1080/1280×960/640×480ピクセル、動画:640×480/160×112ピクセル
記録形式 静止画:JPEG(DCF、Exif 2.2準拠)、動画:MPEG-1
レンズ 6.33〜19ミリ(35ミリカメラ換算で38〜114ミリ相当)、F3.5〜4.3
撮影距離 50センチ〜∞(マクロモード時:8センチ、拡大鏡モード時:1センチ)
感度設定 オート、ISO 100/200/400/800/1000相当
ファインダー なし
液晶ディスプレイ 3インチTFTカラー液晶(約23万画素表示)
記録メディア メモリースティックDuo/PRO Duo
電源 リチウムイオン充電池(NP-FR1)
サイズ 95(幅)×56.5(高さ)×23.3(奥行き、レンズカバー部除く最薄部18.9)ミリ
重さ 約132グラム(本体のみ)
価格 オープン(実売5万円前後)
発売時期 4月21日

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