日本ビクターは4月6日、デジタルチューナー内蔵のハイビジョン液晶テレビ「液晶EXE」(エグゼ)新シリーズを発表した。ラインアップは、46V型「LT-46LH800」、37V型の「LT-37LC85」、26V型の「LT-26LC80」の3機種。5月上旬から順次発売する予定だ。
型番 | 画面サイズ(解像度) | 店頭予想価格 | 発売時期 |
---|---|---|---|
LT-46LH800 | 46V型(1920×1080) | 58万円前後 | 5月上旬 |
LT-37LC85 | 37V型(1366×768) | 38万円前後 | 5月中旬 |
LT-26LC80 | 26V型(1366×768) | 21万円前後 | 6月上旬 |
46V型には、1920×1080ピクセルのフルHDパネルを搭載。また37V型は1366×768ピクセルのWXGAパネルながら、昨秋のモデルと同様、120MHz駆動の高速液晶ドライバーを採用している。これは、パネルの応答速度高速化やオーバードライブなどではなく、ホールド時間(1フレームの映像を表示し続ける時間)を短縮して残像感を抑制する手法。通常は1秒間に60フレーム(60Hz動作)で構成される映像に対し、2倍にあたる秒間120フレーム表示を行うことで、「動きの速いスポーツ番組などもくっきりと再現できる」(同社)。サッカーのワールドカップが開催される6月に向け、強力にプッシュしていく方針だ。
同社の高画質エンジン「新ジェネッサ」は全モデルに搭載した。前モデルからCPUを32bit化したことで映像の特徴点検出の精度が向上。シーンごとのコントラスト感を調整する「インテリジェントγ(ガンマ)」や色補正を行う「カラークリエーション」などの機能が強化されている。さらに今回は、DVDなどのSD映像とデジタル放送のHD映像に個別対応するノイズリダクション機能を搭載。「DVD映像などの“ざらつき感”をなくし、見やすさを向上させる」という。
音声再生では、新たに低音再生機能「Maxx Bass」(マックスベース)を搭載した。Maxx Bassは、「失われた基本波現象」と呼ばれる音響心理学の原理を応用したwaves社の特許技術だ。
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