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ヤマハ、KlipschのiPodスピーカーユニット「iGroove」を販売

» 2006年04月18日 18時55分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは4月18日、同社と提携関係にある米KlipschのiPod用スピーカーシステム「iGroove」を4月下旬から販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万円前後。

photo iGroove

 新製品は高級スピーカーメーカーとして知られる米KlipschがiPod専用に開発したアンプ一体型のスピーカーシステム。

 同社スピーカーの特徴でもある、「Tractrix(トラクトリクス)ホーン」を搭載する。本製品では2.5センチのマイクロ・トラクトリクスホーンツィーターと6.4センチのポート付きファイバーコンポジット製ウーファーを組み合わせ、音離れのよいリアルなライブサウンドを再現したという。アンプの出力は20ワット×2。

photophoto 曲線を多用したデザインがよくわかる側面(左)、背面中央にはバスレフポートが設けられている(右)

 本体中央には充電可能なDockコネクタを備えており、第5世代iPodのほか、iPod nanoなどのDock対応iPodが接続可能。パッケージに含まれるアダプタを利用することでiPod shuffleも装着できる。本体サイズは408(幅)×145(高さ)×185(奥行き)ミリ、2.1キロ。

photophoto Dockコネクタを搭載したiPodが接続可能(左)、iPod nanoの装着例(右)
photophoto アダプタを利用すればiPod shuffleも装着できる

 同社ではiPodを活用するシーンとして、iPodをAVサーバーとして利用し本格的な再生を楽しむ「本格ホームシアター」、卓上やベットサイドで気軽に楽しむ「カジュアルスペース」、自室でBGM用などにiPodを活用する「マイルーム」の3つを想定している。

 既に「本格ホームシアター」にはiPod用ユニバーサルドック「YDS-10」との組み合わせを提案するAVアンプ「DSP-AX759」、「カジュアルスペース」には卓上用小型スピーカーユニット「NX-A01」(レビュー)などを投入しているが、「マイルーム」での利用に適した製品は投入されておらず、新製品がその役割を果たすことになる。なお、「マイルーム」分野の自社オリジナル製品については、未定とされている。

photophoto NX-A01(左)、DSP-AX759でiPodに収録されたビデオを再生

 「iGrooveはミニコンポ、ラジカセのようにiPodを活用するためのアイテムで、利用スペースとしては4〜10畳程度を想定している。同種の製品としてはiPod Hi-Fiもあるが、iGrooveはiPod Hi-Fiほど低音を押し出さない。個人用のリスニングアイテムとして活用してもらえるはず」(同社)

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