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“アイディア”と“スピード”で勝負のiPodケース――フォーカルインタビュー(1/2 ページ)

» 2006年05月24日 15時01分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 数多くのiPodケースを販売するフォーカルポイントコンピュータ。その品揃えの豊富さはもちろん、個性的な製品が多いのも特徴だ。最近では、高いデザイン性と実用性を持ち合わせたブランド「TUNEWEAR」とのコンビネーションで、さまざまなアイテムを世に送りだしている。フォーカルポイントコンピュータの鈴木淳平氏に、同社のiPod関連グッズ事業についてお話を聞いた。

photo フォーカルポイントコンピュータ マーケティング本部 広報/PR アシスタントマネージャーの鈴木淳平氏

フォーカルが扱う、およそ700点のiPod関連グッズ

――実に多くのiPod関連グッズを取り扱っていますが、全部でどれくらいあるのでしょうか。

鈴木氏: 現在弊社で扱っている製品は1200点近くありますが、iPod関連はそのうち600から700、なかでもiPodケースに限定すると350アイテムになります。カラーバリエーションや、対応するiPodごとに製品をそろえる必要がありますので、モデルとしてはもう少し数が減りますが、かなりの製品数になることは間違いありません。

 iPodケースは身につける機会が多いものですから、使われるシチュエーションや好み、コーディネイトによってユーザーごとに欲しいものが違いますよね。幸い、Mac関連やiPod関連のグッズは、アイデアを生かした個性的なものが多いですから、幅広い品揃えを確保することができます。

photo 取材時にサンプルとして見せていただいた同社製品の数々。もちろん、これらは一部にすぎない

――iPod関連の製品に力を入れるようになったのは、どういった経緯からでしょうか。

鈴木氏: 弊社はMacの映像編集用機材の販売からスタートした企業で、現在もその点は変わりありません。主に業務用のハイエンド向け製品を取り扱っていますが、コンシューマー向けのアクセサリーや周辺機器も手がけています。2001年にiPodが発売された際、専用のシリコンケースなどを発売したんですが、非常に好評でiPod関連製品を幅広く手がけるきっかけになりました。

 その後、iPodはWindows対応と同時に普及に拍車がかかりましたが、弊社のiPod関連製品もそのころから急速に実績を伸ばしています。

photo 初期のケースはiPodのフォルムを生かすシリコンケースが多かったという。そのシリコンケースの概念を変えた(?)ともいえる「iGuy」

――これだけ数多くの製品を扱っていますが、「フォーカルポイントコンピュータ」としてオリジナルのアイテムを開発するということはありませんか。

鈴木氏: 基本的にはメーカーと代理店契約を結んで国内向けに流通させるのが弊社の役目になります。ただし、一部の製品を除いてパッケージやマニュアルのローカライズを行っておりますし、サポートも行っていますので、フォーカルポイントコンピュータの製品と思っていただいても問題ありません。

 特にiPod用の製品は手に持って使っていただくことが多いですから、非常に多くのフィードバックを頂きます。これらは、社内はもちろんメーカーにも今後の改善ポイントや新製品の企画材料として提供し、日本向けに改良してもらうことがあります。

 パートナー企業の1社である「TUNEWEAR」は、新製品の企画や開発といった段階から、2人3脚に近い状態で取り組んでいます。現在、特に力を入れているメーカーです。

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