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» 2006年06月03日 23時59分 公開

バイヤーズガイド:“HDD内蔵テレビ”の録画機能を比較 (2/3)

[芹澤隆徳,ITmedia]

 EPGは、両機種ともラテ欄タイプだ。ハイビジョン解像度をいかして情報量を増やし、DVDレコーダーと比べても遜色のない使い勝手を実現している。比べてみると、東芝REGZAのほうが画面に占める番組表の面積が大きく、6チャンネル/5時間ぶんを一度に表示可能。日立は5チャンネル/3時間だ。どちらのEPGも、スクロール速度などレスポンスも悪くはない。

photo WoooのEPG。カーソルのある部分が拡大表示される。カラーボタンを併用して前日/翌日の同時間帯に一気に飛ぶことも可能だ
photo 東芝REGZAのEPG画面もラテ欄タイプのワイド画面。放送局に「CHスキップ」すると表示されなくなるなど、カスタマイズの余地もある。多チャンネル時代に嬉しい機能だ

便利なボタン一発“毎週録画”

 両機を通じて最も便利だと感じたのが、「一発予約」(日立)や「簡単連ドラ予約」(東芝)と呼ばれる機能だ。たとえば、なんとなく見ていた番組が面白くて、次回も見ようと思ったとき。リモコンの専用ボタンを1回押すだけで、即座に毎週予約を設定できる。EPGを立ち上げる必要すらない。

 仮にDVDレコーダーで同じことをしようとすれば、外部入力に切り替え、レコーダーのEPGを起動して見ていた番組を探し、毎週予約を設定するというステップが必要になるわけで、HDD内蔵テレビの手軽さを象徴する機能といえるだろう。

 日立Woooの場合、リモコンの「一発予約」ボタンを押すと、視聴している番組の放送時間を参照し、自動的に該当する時間帯を毎週予約に設定する。

photo 日立Woooの「一発予約」。表示もシンプルで、番組の視聴を邪魔しない

 制限としては、設定した時間やチャンネルの情報だけを保持する“時間予約”になるため、デジタル放送でも追従録画できないこと。ドラマの最終回などを録画し損ねる可能性があるため、改善してほしい部分だ。

 また、あくまで“毎週”予約なので、たとえば月曜日から金曜日までの同じ時間帯に放送している番組には対応不可。朝の連続テレビ小説や昼のメロドラマ、毎日のニュース番組などに使えないのが残念だ。

 なお一発予約は“ループ録画”となり、毎週の録画時に前週の録画ファイルに上書きされてしまう。録画ファイルにロックをかけることはできるので、1週間の間に視聴できなかったら、忘れずにロックしておこう。


 東芝REGZAの場合は、一歩進んで番組延長にも対応した。リモコン最上段にある「連ドラ予約」ボタンを押すと、番組名や追跡基準時間を表示するダイアログを表示。あとは「決定」を押すだけという手軽さだ。

photo 東芝REGZAの「連ドラ予約」。もちろんドラマ以外の番組にも利用できる

 放送時間の変更があった場合は追従してくれるほか、平日に毎日放送している番組もOKだ。なお、連ドラ予約で録画したファイルは通常録画と変わりなく扱えるが、REGZAは全体のHDD容量が足りなくなると古い録画ファイル(ロックしていないもの)から自動的に削除していく。この点は念頭に置いておくべきだろう。

HDD一体型の気になるところ 2:D端子入力を録画できないのは何故?

 試用した2機種は、どちらもMPEG-2エンコーダを搭載し、アナログ外部入力ソースの録画も可能だ。ただし、HDMIやD端子で接続した外部入力は録画不可だ。HDMIはともかく、D端子の入力まで録画できないのはなぜだろう?

 理由は、MPEG-2エンコーダが480i以外の入力に対応していないから。本来なら480iだけは録画できることになるが、「録画できるものと、できないものがあるとユーザーが混乱する」(東芝)という判断でD端子経由の録画は非サポートになったようだ。

 ただし、REGZAの場合はD端子付きの「入力1」にコンポジット端子も用意されていて、一緒に繋いでおくと「再生時はD端子/録画時はコンポジット」と使い分けてくれる。スカパー!やCATVのユーザーは憶えておきたいポイントだ。


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