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“さらにブレない”7メガスリムデジカメ、サイバーショット「T10」ISO 1000の高感度撮影モード搭載

» 2006年08月02日 15時00分 公開
[ITmedia]
photo DSC-T10(シルバー)

 ソニーは8月2日、薄型コンパクトデジカメ“サイバーショット”「DSC-T10」を8月25日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、市場想定価格は4万円前後。

 新製品は去年11月に発表されたDSC-T9(関連記事)の後継機種。画素数を600万画素から720万画素に向上させたほか、ISO感度を最大1000までさせる「高感度モード」を新搭載することで、DSC-T9で好評だった光学式+高感度の“Wブレ補正”をさらに進化させた(DSC-T9のISO感度は最大640)。

 プロセッサで画像処理を行う前にノイズを低減させる「クリアRAW NR」(ノイズリダクション)処理回路や、望遠時にも明るいF値3.5〜4.3の折り曲げ式レンズも引き続き搭載しながらも、サイズは89.7(幅)×54.9(高さ)×20.6(厚さ)ミリというDSC-T9と同様のスリムボディを実現した。

 1/2.5インチ有効720万画素のSuper HAD CCDを搭載。手ブレ補正搭載の折り曲げレンズは光学3倍のカールツァイス バリオ・テッサー。焦点距離は35ミリ判換算で38〜114ミリ相当(F3.5〜4.3)。撮影距離は最短50センチ(マクロ時の最短は8センチ、拡大鏡モード時は最短1センチ)。

 新たに4種の「カラーモード」を搭載。彩度をアップしてより鮮やかにする「ビビッド」、彩度を下げて自然な色合いとする「ナチュラル」、色調をセピア調にする「セピア」、色調をモノクロにする「モノトーン」がそれぞれ選択できる。

 JPEG形式の静止画撮影のほか、VGA/30fpsの動画撮影も可能。動画撮影時も光学ズームが利用できる。記憶メディアはメモリースティックDuo/PRO Duoで、56Mバイトのメモリを搭載する。バッテリーはリチウムイオン充電池を採用し、撮影可能枚数はDSC-T9の240枚から250枚にアップした(いずれもCIPA規格)。背面液晶には2.5インチ(23万画素)のクリアフォト液晶モニターを備える。

 リクエストの多かったカラーバリエーションを拡大。ブラックとシルバーに加えて、2重塗装で鮮やかな発色を実現したホワイトとピンクを追加した。また、グリップデザインを変更してホールド感を高めたほか、ポケットなどから取り出しやすいようにフタの角度をゆるやかにするなどの工夫を凝らして扱いやすさを向上させた。

photophoto 新色のホワイト(左)とピンク(右)

 主な仕様は以下の通り。

製品名 DSC-T10
撮像素子 1/2.5インチ有効約720万画素「Super HAD CCD」
記録画素数 静止画:3072×2,304/3072×2048/2592×1944/2048×1536/1632×1244/640×480/1920×1080ピクセル、動画:動画:640×480/160×112ピクセル
記録形式 静止画:JPEG(DCF、Exif 2.2準拠)、動画:MPEG-1
レンズ 6.33〜19ミリ(35ミリカメラ換算で38〜114ミリ相当)、F3.5〜4.3
撮影距離 50センチ〜∞(マクロモード時:8センチ、拡大鏡モード時:1センチ)
感度設定 オート、ISO 80/100/200/400/640/1000相当
ファインダー なし
液晶ディスプレイ 2.5インチTFTカラー液晶(約23万画素表示)
記録メディア メモリースティックDuo/PRO Duo
電源 リチウムイオン充電池
サイズ 89.7(幅)×54.9(高さ)×20.6(奥行き、レンズカバー部除く最薄部16.8)ミリ
重さ 約140グラム(本体のみ)

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