ソニーは9月11日、光学式手ブレ補正とISO1000相当の高感度撮影に対応した“ダブルでブレない”サイバーショット「DSC-T50」を発表した。10月13日発売予定で価格はオープン。店頭では4万7000円前後になる見込みだ。
薄型・大画面のコンパクトデジカメ「Tシリーズ」のハイエンドモデル。有効720万画素の1/2.5型Super HAD CCDと、光学3倍ズームのカール ツァイス「バリオ・テッサー」レンズを搭載し、最大3072×2304ピクセルの撮影が行える。焦点距離は35mmフィルム換算で38〜114mmだ。
手ブレ補正機能は、内蔵センサーが手ブレを感知するとレンズそのものが上下左右に移動し、光軸を曲げてブレを補正する方式。独自開発の小型ユニットを採用したことで本体の薄型化が実現したという。シャッターボタンを半押しした瞬間にシフトレンズが動き出す「撮影時モード」にくわえ、常にシフトレンズが動く「常時モード」の2モードを用意している。
さらにISO1000までの高感度撮影をサポート。感度を上げ、シャッタースピードを速くすることで被写体ブレを抑える仕組みだ。あわせて、圧縮前のRAWデータに直接ノイズリダクションをかけて高感度撮影時の画像のざらつきを低減させる「クリアRAW NR」も採用した。
Tシリーズ初のタッチパネル付き3インチ液晶ディスプレイも同機の特徴だ。タッチパネルでは、同時発表の「DSC-N2」などと同様、「フレキシブルスポットAF」「なぞり再生」「ペイント機能」といった機能を利用できる。
記録メディアとして、メモリースティックDuo/PRO Duoをサポートするほか、本体に約54Mバイトのメモリを内蔵した。本体サイズは95(幅)×56.5(高さ)×23.4(厚さ)ミリ。バッテリーパックを含む重量は約170グラム。製品パッケージには、バッテリーのほか、リストストラップ、バッテリーチャージャー、ソフトウェアCD-ROMなどが付属する。
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