ソニーは9月12日、DVDレコーダー「スゴ録」の新製品3機種を発表した。最上位モデルの「RDZ-D900A」には、PSP用のMPG4-AVCファイルを作成する「おでかけスゴ録」にくわえ、あらたに「おかえり転送」を搭載。コピーワンスのデジタル放送番組でも、「PSP」で気軽に持ち出せるようになった。
製品名 | RDZ-D900A | RDZ-D800 | RDZ-D700 |
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チューナー | 地上/BS/CS110度デジタル×2、アナログ地上波 | ||
HDD容量 | 400Gバイト | 250Gバイト | |
記録メディア | DVD-R/-RW/+R/+R DL/+RW | ||
おでかけ・おかえり転送 | ○ | ー | |
接続端子 | HDMI出力×1、D4出力×1、コンポジット入出力×各3(S端子付き)、光デジタル音声出力、i.Link(DV/HDV)×1、USB×1 | HDMI出力×1、D4出力×1、コンポジット入出力×各3(S端子付き)、光デジタル音声出力 | |
発売日 | 11月1日 | ||
実売価格(※1) | 15万円前後 | 13万円前後 | 11万円前後 |
いずれのモデルも、2つのデジタル3波対応チューナーにくわえ、アナログ地上波チューナーを1基搭載。デジタル・デジタル、およびデジタル・アナログの2番組同時録画に対応する。2番組同時録画中にも「番組追跡録画」や「スポーツ延長対応」が利用できる。
EPGは、デジタル放送番組表とアナログ放送用の「Gガイド」。新開発の番組検索エンジンを搭載したことで、複数のキーワードやジャンルなどによる番組検索を0.3秒以下で処理し、約1秒で表示するという。もちろん、番組の“あらすじ”や出演者といった詳細情報も検索対象となるため、探したい番組を素早く検索できる。
「番組名予約」も新しい。こちらは番組を従来のような“放送時間”ではなく、番組名で録画予約するというもの。たとえば、放送時間が変則的な語学番組やドラマの再放送なども、しっかり録画できるという。
「おでかけ・おかえり転送」は、上位モデル「RDZ-D900A」だけの新機能だ。HDDに録画した番組をメモリースティックPRO デュオに転送して「PSP」で再生できる「おでかけスゴ録」にくわえ、あらたに「おかえり転送」を搭載した。これにより、メモリースティックに一度書き出した番組でも、PSPからスゴ録へ戻す(ようにAVCファイルを削除する)ことで、再びオリジナル画質の録画ファイルが再生できるようになる。どちらもデジタル放送のコピーワンス番組にも有効だ。
写真をHDDに取り込み、さまざまな形で再生できるのもスゴ録の特徴。新製品では、デジカメ画像をビデオクリップのように加工できる「x-Pict Story HD」で、手持ちの音楽CDを作品のBGMに使用できるようになったほか、撮影した写真を“手作りのアルバム風”の画面に自動整理する「x-ScrapBook」などの機能が追加されている。また写真の取り込み時に撮影日時のデータなどを参照して自動的に振り分ける「イベント自動振り分け」機能など、利便性を向上させる新フィーチャーも搭載した。
GUIはお馴染みの「XMB」(クロスメディアバー)。このほか、ジャンルやキーワード指定による自動録画機能「x-おまかせ・まる録」や「携帯電話録画予約」、重要度の高いシーンだけを自動検出して再生できる「ダイジェスト再生」などを従来モデルから継承した。
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