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手ブレ補正に対応したレンズ回転デジカメ――「COOLPIX S10」(1/5 ページ)
ニコン「COOLPIX S10」は、同社が「スイバルデザイン」と呼ぶれンズ回転デジカメの最新作だ。昨秋に発売した「COOLPIX S4」の後継機であり、デザインを一新し、撮影機能を強化した。
いちばんの進化は、ブレ対策が充実したこと。従来機は光学10倍ズームとレンズ回転の両立が魅力だったが、このスタイルで焦点距離380ミリ相当をブレさせずに撮るのはさすがに困難である。手持ちでは、昼間の屋外でしか光学10倍のメリットを生かせない弱点があった。ニコンはもともと手ブレ補正の技術を持っているが、それをスイバルデザインに組み込むとボディが巨大になってしまう、というジレンマを当時の開発者から聞いたことがある。
そこで今回のCOOLPIX S10では、レンズを動かす光学式補正ではなく、撮像素子を動かすCCDシフト式の手ブレ補正機能をニコンのデジカメとしては初めて採用。従来ボディと大差ないサイズと重量を維持しながら、画質劣化のない手ブレ補正が可能になった。使い勝手を高める改良として大歓迎である。
手ブレ補正は、レンズ側面のVRボタンでオン/オフを切り替える。三脚使用時や意図的にブレさせる場合以外は常時オンで構わないだろう。静止画撮影時のみ有効になり、動画では電子式の手ブレ補正が機能する。
手ブレ補正では防げない被写体ブレについては、最高ISO800の高感度モードで低減できる。設定できる感度は、オートのほかISO50/100/200/400/800の5段階。オートではISO50~800の間で自動調整が働く。感度を高めるほど、それなりにノイジーになり発色も悪くなるが、従来機の最高ISO400より活用範囲が広がった。
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