(C)2007 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved. |
アメリカで絶大な人気を誇る人気コミックを実写化した「X-MEN」。3部作としてスタートした同シリーズの最終章「X-MEN:ファイナル ディシジョン」が2007年1月6日にDVDリリースされる。
1枚組の通常版には2種類の音声解説(ブレット・ラトナー監督&脚本家2人のバージョン/アヴィ・アラドら製作者バージョン)、未公開シーン集、FOX最新情報の特典が付く。価格は2990円。
特典ディスク付きの特別編には監督の撮影日記、キャラクター・ライブラリー、映画のハイライトとなるゴールデンゲート・ブリッジの特撮シーン解説、撮影風景を交えたメイキング映像などを収録。価格は3990円。
なお、ブルーレイディスクも同日リリース予定で、価格は4935円。特典は通常版DVDと同内容。
まずは前2作のおさらいから。DNAの突然変異によって特殊能力を生まれ持った超人類、ミュータント。プロフェッサーX(パトリック・スチュアート)は人間との共存を目指して、ミュータントを導くための学校エグゼビア・スクールを設立し、X-MENを結成。
一方、プロフェッサーXのかつての親友マグニート(イアン・マッケラン)はミュータントによる人間支配を企みブラザーフッドを結成する。「1」では“人類総ミュータント計画”を画策するブラザーフッドをX-MENが阻止。「2」では政府高官のミュータント狩りに対抗して、X-MENとブラザーフッドが共闘する。
そして3作目では、「2」で仲間を助けるために大洪水に飲まれたジーン(ファムケ・ヤンセン)が復活。ところが、プロフェッサーXによって封印されていた悪のパワーが覚醒し、ダーク・フェニックスへと変貌、暴走を始める。一方、ミュータント社会は、特殊能力を無効にする新薬キュア開発のニュースに大きく動揺していた。キュア根絶を狙い、開発の鍵となる少年ミュータント奪還に動き出すブラザーフッド。X-MENは、人類とミュータントの全面戦争を回避しようとするが……。
ヒュー・ジャックマン(ウルヴァリン)、ハル・ベリー(ストーム)、アンナ・パキン(ローグ)ら主要キャストは続投。エンジェル、ビースト、ジャガーノートなど原作ファンにはお馴染みの人気キャラクターもこぞって登場する。
監督は前2作のブライアン・シンガーから、ブレット・ラトナー監督へとバトンタッチ。車を浮遊させる少女、ナイフで削り落としても生え変わる翼に涙する少年……望まない能力を背負った子どもたちの苦悩するシーンからスタート。ミュータントたちがアイデンティティの危機に直面し、人間になるか、それともミュータントのままでいるか、究極の選択を迫られ、またダーク・フェニックスに豹変したジーンの心の葛藤など、ダークな色合いが強い。
が、そこは「ラッシュアワー」シリーズなど娯楽作を得意とするラトナー監督。キュアを巡って、X-MEN、ブラザーフッド、人類の三つ巴のバトルが繰り広げられ、特殊能力の激突、巨大鉄橋の空中移動の大技など見た目に楽しいスペクタクルシーンもスケールアップ。キャラの多さもシリーズ随一だ。
シリーズお得意の意味深なシーンが用意されているので、エンディングもお見逃しなく。スピンオフ企画「ウルヴァリン」「マグニート」も今後製作予定だが、まずは最終章にふさわしくアクションてんこ盛りの本作を堪能しよう。とはいえ、やはり前2作の復習が多少なりとも必要なので、どっぷり楽しみたい方は、シリーズ3作をセットにした同発の「トリロジーBOX」(4990円)をどうぞ。
関連サイト:
http://movies.foxjapan.com/x-menfinal/(公式サイト)
(C)2007 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
|
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR