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» 2006年11月17日 23時36分 公開

オメデトー10しゅーねん!:“たまごっち”の過去と現在と未来? (2/2)

[芹澤隆徳,ITmedia]
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photo ダンスモードでは画面を縦にする

 セッションモードは、ユーザーが演奏に参加するモードだ。マラカスやトランペットを持った「たまごっち」キャラクターが画面に登場。音楽に合わせてゲームボタンをタイミングよく押せば、楽器の音が出てセッションになる。キャラクターは19種あり、それぞれ持っている楽器(=音色)も異なるという。

 ただし、最初から選択できるキャラクターは「くちぱっち」「まめっち」「めめっち」の3つだけ。ゲームをプレイして累積点数を積み上げると、キャラと楽器が増えていくという。

 増えたキャラクターは、音楽にあわせてキャラが踊る「ダンスモード」でも使える。自動プレイのため、ユーザーがボタンを押す必要はなく、単に眺めているだけでいい。また、キャラクターと一緒に“舞台”も増える。最初に登場する舞台は校庭の「朝礼台」で、キャラが増えてくると「ディスコ」や「舞踏会」など、だんだんと派手なステージで踊るようになる。

 たまごっちミュージックフィーバーは、7140円で12月9日に発売予定。本体には256Mバイトのフラッシュメモリを内蔵しており、テレビやオーディオ機器に付属のケーブルでつないで録音する。録音時間は約120分だ。アナログ録音のため、再生時間と同じ時間がかかるのは難点だが、「ターゲットは小学生」なので仕方ないか。

photophoto 任天堂「Wii」用ソフトの「ピカピカだいとーりょー!」を実際にプレイ可能。Wiiリモコンを振って有権者と握手しまくり、票を集める(左)。右はイベント会場限定販売の「たまごっちスイーツ」。ナンジャタウンのレストランで活躍中のシェフパティシエが手作りしたもので、「めめっち」はロールケーキ&チーズケーキ、「まめっち」はバターケーキのチョコ包み、「くちぱっち」は大人っぽい抹茶ケーキになっている。3つセットで1050円

10年後のたまごっち?

 会場の隅には、日立製作所がブースを構え、裸眼立体視ディスプレイを使った「バーチャル3Dくちぱっち」を展示していた。実はこれ、7月の「日立uVALUEコンベンション2006」にも展示されていたものだが、今回は超音波センサーを使ってパワーアップ。ディスプレイの前で手招きすると、3Dのくちぱっちがユーザーのほうに歩いてくるようになった。子ども達が見たら大喜びしそうだ。

photo センサーの上で手招きすると、3Dくちぱっちが寄ってくる

 裸眼立体視ディスプレイは、日立グループが開発したIV(Integral Videography)技術を使用している。同方式は、液晶パネルの上に小さな半球形レンズを多数並べた構造(=マイクロレンズアレイ)で、異なるピクセルの光線情報が目に入って視差を作り出す仕組み。半球形のレンズから四方八方に光を出すため、頭を動かすと画角まで変わるところがおもしろい。

 同社は6月にバンダイナムコグループとエンターテイメント分野における提携を発表しており、今回の試作機もその一環として開発されたものだ。では、これが将来の「たまごっち」になるのだろうか? 同社によると「現在はコストが高くて無理だが、将来的には可能性があると思いたい」とのこと。

 「IV方式では、1つのレンズの下にRGBのうち1色しか置かないため(=3画素で1組)、細かい液晶が必要になります。試作機の場合、液晶パネルは5インチで1280×768ピクセル(300ppi)。玩具に使える価格ではありません」(同社)。

 ただし、突破口はありそうだ。300ppiといえば、一部の携帯電話で使われているVGA液晶と同じ。つまり、携帯電話で広く採用されるようになれば、量産効果で製造コストは急速に下がる。「下がるといいですね」(日立)。


 そんなわけで、10年前のたまごっちから、10年後のたまごっち(?)まで一度に見ることのできる記念イベント「オメデトー10しゅーねん! たまごっちワールド」は、11月17日(土)と18日(日)の両日に開催される。会場は、池袋サンシャインシティにあるワールドインポートマート・イベントホール。「ナムコナンジャタウン」のあるビルだ。お子様もお誘いあわせの上、是非どうぞ。

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