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“たまごっち”の過去と現在と未来?オメデトー10しゅーねん!(1/2 ページ)

» 2006年11月17日 23時36分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 バンダイの「たまごっち」が、もうすぐ10歳の誕生日を迎える。

 10年前――1996年といえば、アトランタ・オリンピックが開催された年だ。ケータイやインターネットが急速に普及し、住専処理に6850億円の税金を突っ込み、野茂がノーヒット・ノーランを達成した年である。プリクラ、ロンバケ、オヤジ狩りが流行った。

 その年の11月23日に発売された「たまごっち」は、女子高生の口コミから火がつき、一気に人気アイテムに。翌年には、たまごっちを求める人がショップに行列を作るなど社会現象にまでなった。バンダイによると、当時の行列は長いところで2000〜3000人に達したという。

photophoto レアな「たまごっち」その1。「ドラえもんっち」と「ドラミっち」(左)、「玉緒っち」

 たまごっちは、1998年までの3年間で国内2000万個を販売した。海外でも約30カ国で発売され、累計販売台数は全世界で4000万個。関連グッズも約600種/675億円を売上げ、キャラクターマーチャンダイジングのお手本とまでいわれた。しかし、1998年には模倣品の氾濫や需要予測の失敗から急減速。バンダイは1999年3月期に約60億円の特別損失を計上している。

photophoto レアな「たまごっち」その2。PUMAバージョンとJALバージョン

 しかし2004年3月、初代の発売から8年を経て「かえってきた! たまごっちプラス」発売。復活した「たまごっち」は、赤外線通信で結婚し、2世を誕生させることができた。

photo 初代「たまごっち」はキャラクター育成ゲームだったが、最新版の「たまごっちスクール せーとぜーいんしゅーごっち!」は、いわば“クラス育成ゲーム”。学校を舞台に生徒のたまごっち達とコミュニケーションをとり、クラスのランクを上げていく。通信機能で転入生を増やすのがミソ

 その後も携帯電話と連携する「祝ケータイかいツー! たまごっちプラス」やパソコンを介してWebサイトと通信できる「超じんせーエンジョイ! たまごっちプラス」など、通信機能をコアに新しい遊び方を提案。たまごっちは再び人気商品になった。そして11月23日には、新製品の「たまごっちスクール せーとぜーいんしゅーごっち!」を発売する(2940円)。「通信機能は、これまで以上に充実しています」(同社)。

 そんな「たまごっち」の10周年を記念するイベント「オメデトー10しゅーねん! たまごっちワールド」が池袋サンシャインシティで開催される。基本的にはコアユーザー層(7〜11歳の女児)向けのイベントだが、会場には過去10年間の「たまごっち」の歴史がわかる展示コーナーから、任天堂「Wii」用ソフト「ピカピカだいとーりょー!」の試遊台、実物大(?)たまごっちスクール、未発売の“たまごっちポータブルオーディオプレーヤー”など盛りだくさん。「たまごっち」の過去と現在が見えてくる。

photo たまごっちスクールの等身大の生徒たち。でかい

たまごっちキャラとフィーバー

 ポータブルオーディオプレーヤーは「たまごっちミュージックフィーバー」という。音楽再生にゲーム性を付加した点が特徴で、通常の音楽再生モードのほか、ゲームモード、ダンスモード、セッションモードがある。音楽を聴きながら、ミニゲームなどを楽しめるのだ。

photophoto 「たまごっちミュージックフィーバー」。右はミニゲーム「なみのりゲーム」

 「音楽を聴いていて、なんとなく手持ち無沙汰なことがあるでしょう。そんなときに気楽に楽しめるよう、ストレスのない単純なゲームを搭載しています。操作は“ゲームボタン”1つだけ」(バンダイ)。

 しかも、再生中の楽曲によってゲームのプレイが変わる。たとえば「なみのりゲーム」は、ボタンを押してキャラクターをジャンプさせ、次々にやってくる波を避けるというゲームなのだが、波の高さや頻度は“楽曲次第”。「音が大きくなると波が高くなります。オーディオのグラフィックイコライザーをイメージしてもらえばわかりやすいと思いますが、楽曲を変えれば波の規則性も変わるので繰り返し楽しめます」。ちなみに、ヘビメタをかけると高い波が次々にやってきて大変らしい。

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