シャープは11月24日、風が直接体にあたらない快適な気流と「業界トップクラス」(同社)の省エネ性を実現する家庭用エアコン「SXシリーズ」を12月15日より販売開始すると発表した。冷房定格能力の違いで6モデルが用意される。
製品名(型番) | 室内機サイズ(幅×高さ×奥行き ミリ) | 冷房定格能力(kW) | 価格 | 実売想定価格 |
---|---|---|---|---|
AY-U63SX | 890×278×325 | 6.3 | オープン | 31万円前後 |
AY-U50SX | 同上 | 5.0 | オープン | 28万円前後 |
AY-U40SX | 同上 | 4.0 | オープン | 25万円前後 |
AY-U28SX | 同上 | 2.8 | オープン | 23万円前後 |
AY-U25SX | 同上 | 2.5 | オープン | 22万円前後 |
AY-U22SX | 同上 | 2.2 | オープン | 21万円前後 |
新製品はこれまで吹き出し口に設けられていたルーバー(羽板)の構造を根本から見直した。上下に風の吹き出し方向を変化させる「上下両開き機構」とすることで、冷房時には上から天井方向へ、暖房時には下から床面方向に風が吹きだす構造となり、体に直接風が当たらない快適な空調を実現したという。
吹き出し口には長さ23センチの整流パネル「ロングパネル」が設けられており、気流はこのパネルによってコントロールされる。このパネルによって風を部屋全体へ滑らかに行き渡らせ、結果として、風を体感させずに部屋全体の温度を素早く均一にすることが可能になったという。「目指したのは、高級ホテルのロビー」(同社)
新構造を採用することで風の吹き出し効率も向上した。既存機種(AY-S45SXC)と比較すると吹き出し効率が約20%向上しており、期間消費電力でも既存機種(AY-G40SE2)に比べて約40%削減、年間電気代に換算すると約2万円の節約を実現する。また、パネルが内部ファンから発生する音を遮断するため、運転音の低減も同時に実現した。
1日1回自動的にフィルターにたまったホコリを掃除する「フィルター自動クリーナー」機能を搭載するほか、掃除の際に出たホコリが吸引ダクトに付着しにくいよう、ダクトシールにはシリコン加工が施されている。
フィルターには細い繊維を使用し、面積そのものも小さくした新型を採用することで、エアコン内へのホコリの侵入を防ぐ工夫も施されている。また、内部に除菌イオンを放出すると同時に乾燥運転を行う「内部清浄運転」モードも用意されており、カビの繁殖を抑える。
そのほか、リモコンに部屋の形状やエアコンの取り付け位置を入力しておくと、自動的にファンの回線数や吹き出し口の方向をコントロールする自動制御機能や、暖房時に湿度が上昇すると、自動的に設定温度を下げる機能も搭載されている。
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