キクチ科学研究所は同社のスクリーン向けマテリアル「アドバンスシリーズに新ラインアップ「Ecological Matte Advance」(エコロジカル・マット・アドバンス)を追加する。画質と環境負荷の低減をコンセプトにしたもので、2007年2月をメドに「Stylistシリーズ」から市場投入する計画だ。
エコロジカル・マット・アドバンスは、ポリエステル繊維を原料としたファブリック系のマテリアル。低温焼却時にダイオキシンを発生させない。画質は「黒の締まり」と「階調性」指向で、「“しっとり”と柔らかな映像を実現する」(同社)という。ピークゲインは0.8±10%。半値角は85度。
エコロジカル・マット・アドバンス採用の「Stylist Ecological SR」(スプリングローラー)は“環境対応の新機種”という位置づけになり、スクリーンのほかにも各部に新しい試みが盛り込まれる。たとえばプロテクターケースなどの金属部は、リサイクル可能なアルミ素材を採用し、塗装には鉛を含まない塗料を使用。プラスティック部品は鉛やカドミウムを含まないものとするほか、機構パーツの一部にはトウモロコシを原料とする生分解性プラスチックを採用する計画だ。
Stylist Ecological SRでは、アスペクト比16:9の80型/100型をラインアップする予定。価格は未定だ。
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